20年ぶり!新紙幣を発行 新千円札の北里柴三郎 ゆかりの相模原で特別授業・1000円ランチも

20年ぶりとなる新しい紙幣が3日発行され、神奈川県内の金融機関へも、けさから引き渡しが始まっています。

日本銀行横浜支店では新紙幣を少しでも早く普及させるため、通常より1時間早い午前8時ごろから金融機関への引き渡しが始まりました。
40万枚ずつ塊になった新しい一万円札、五千円札、千円札が次々と運び出されていきました。

新紙幣のデザインには日本を代表する人物や風物などが採用されるなか、千円札の裏面には葛飾北斎の「富嶽三十六景神奈川沖浪裏」が描かれています。

日銀の大竹支店長は。

大竹弘樹支店長
「神奈川県にゆかりのある千円札を筆頭に、新しいお札が多くの皆さんに使用され、愛着をもたれるようになることを期待している」

新千円札の肖像となった北里柴三郎。
ゆかりのある相模原市の北里大学周辺では、盛り上がりを見せています。

相模原市南区にある市立双葉小学校では、地域への愛着を持ってもらおうと、朝の会で新紙幣を取り上げました。

このうち3年1組では、大学の名前にもなっている北里柴三郎の功績や人物像、地域とのつながりについてクイズを出題。
朝の会は、北里が残した言葉、「すごいことを成し遂げようと思うならその基礎をしっかり固めなさい」で締めくくられ、児童たちは地元の偉人の功績に目を輝かせました。

小学3年生
「(Q、夢に向かって学び続けようと言ったが、夢はなんですか?)体操選手です」

「(Q、頑張ろうって思った?)うん」

「北里さんは地道な努力をして開発したのがすごいと思う」

新千円札の北里柴三郎ゆかりの相模原にあるこちらのラーメン店では、新紙幣の発行に合わせて、3日から特別メニューを提供しています。

相模原市南区の店では、新千円札の肖像に北里柴三郎が採用されたことにちなみ、ラーメンとギョーザのセットがランチタイムに1000円で振る舞われています。

それぞれを単品で注文した場合と比べ、250円ほど安いということで、オープンと同時に客が訪れてその味を堪能していました。

北里大学の学生
「お得なセットという感じでおいしくていい。知名度が上がりそう。 そういう話を結構している」

北里大学の学生
「ギョーザを初めて食べたがおいしくて、これからも頼もうかなと思った。誇らしい。自己紹介しやすいと思う」

一方の店側も、期待を込めます。

味噌ノ頂・山根店長
「千円札の発行を機に盛り上がっていけたらいいな」

このメニューは、今月12日まで平日限定で提供されます。

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