今日から、1万円、5千円、千円札の新紙幣の流通が始まり、和歌山市の金融機関には、新紙幣を求めて多くの人が訪れました。
今日から流通が始まった新紙幣。紙幣表面の肖像画は、一万円札は福沢諭吉から渋沢栄一に、5千円札は樋口一葉から津田梅子に、千円札は野口英世から北里柴三郎に、それぞれ変更されました。
和歌山市本町1丁目の紀陽銀行本店では、今日午後1時から両替対応が始まりました。
早速多くの人が窓口を訪れ、行員が対応に追われていました。紀陽銀行によりますと、初日の今日は和歌山市以外からの両替客も多かったということです。
なお、紀陽銀行では、商業施設などに設置のものを含め、全てのATMのシステムを更新済みで、また明日以降、各店舗で両替等が行えるようになるということです。
このほか、県内ではスーパーマーケットなどでも対応が進んでいて、和歌山市に本社のあるマツゲンやオークワの店舗では、有人のレジ以外でも新紙幣が利用できるということです。
一方で、県警では紙幣の変更に便乗した詐欺に注意してもらおうと、啓発チラシを作成しました。「今の紙幣が使えなくなる」「預金が封鎖される」といった嘘の情報に騙されることがないよう、注意を呼びかけています。
