自販機管理会社 新紙幣発行当日も入れ替え作業(福島)

新紙幣への対応が、全体で3割ほどに留まっているのが自動販売機です。

福島市の自動販売機を管理する会社は、3日も機械の入れ替え作業に追われていました。

【山澤渉記者】

「新紙幣発行当日を迎えました。自動販売機を管理するこの会社では、新紙幣への対応が行われています。」

県北地方を中心に、自動販売機を設置・管理しているサンベンディング福島。

新紙幣の発行に合わせて、2023年の秋から、毎月100から150台のペースで自動販売機の紙幣を読み取る機械の入れ替え作業を進めてきました。

しかし、発行日が近づくにつれ問い合わせも増え、3日も朝から各地を回っていますが、管理するすべての自動販売機で入れ替えが終わるのは、来年春になる見通しです。

サン・ベンディング福島サービスセンターの服部裕一センター長は「お問い合わせは発券が近づくにつれて増えていったっていう形です。自動販売機の切り替えは、全体で2、3割ほどと現時点でいわれています。」と話します。

20年前に紙幣が発行された時と比べると、キャッシュレス決済の普及など、支払方法が増えたことなどから、新しい紙幣の流通が進んでから対応しようという声も多いという今回。

この会社では紙幣の読み取り機の交換にかかる費用は、全て自分の会社で負担しています。

服部さんは「やっぱり使用していただけるお客様のために、ご不便にならないように、スピード感を持って作業を完了したいと思っています。」と話していました。

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