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成田空港会社は7月3日、3つあるターミナルの集約化など成田空港の機能強化に向けた構想を国に提出しました。
成田空港では、2029年3月に3本目の滑走路の完成が予定されていて、成田空港会社はこれまで9回にわたり千葉県や周辺市町、有識者などを交えた会合を開いて、空港の機能強化に向けた検討を重ねてきました。
成田空港会社の田村明比古社長は3日、国土交通省を訪れ、3つあるターミナルの集約化に加え、鉄道駅の新設や貨物施設の整備などの方針を取りまとめた「新しい成田空港構想」を国土交通省の平岡成哲航空局長に手渡しました。
平岡局長は「国として一緒に取り組んでいきたい」と述べました。
成田空港会社は今後、関係者と実務的な調整を進め、構想の実現を図っていきたいとしています。
成田空港会社 田村明比古 社長
「かなりいろいろな角度から、いろいろな分野の課題について深い議論ができた。とりまとめの中身は恥ずかしくないものになっていると思う。よく相談してできるだけ早いうちに、そういうもの(関係機関と議論)ができるように働きかけていきたい」