温泉大国・福島の温泉旅館にもサウナドリンク『オロポ』!?温泉好きにも広がる新たな文化

若者を中心に広がっているサウナブーム。サウナに入って身体の調子を整える、「ととのう」という言葉も、私たちの生活に定着しつつあります。そんなサウナ愛好家=サウナーたちの間で愛されているドリンクに『オロボ』と呼ばれるものがあります。

それは、「オロナミンC」と「ポカリスエット」をあわせた飲み物のことで、その頭文字から名付けられたといいます。メーカー非公式の飲み物ながら、インターネットで「オロポ」と検索するだけで、たくさんの記事やレシピが出てくるほどです。

福島市の飯坂温泉で今年創業100周年を迎えた老舗・飯坂ホテルジュラク。サウナも併設する温泉の湯上がり処の売店には、オロナミンCとポカリスエットの売り場が設けられていました。

飯坂ホテルジュラクのスタッフによると、これまで入浴後の水分補給としてポカリスエットをメーンで取り揃えていたそうですが、「一緒に飲みたいので、オロナミンCはないの?」と尋ねるお客さんが増えたため、オロナミンCの扱いも増やすことになったのだとか。
入浴後のお客さんからの反応も上々で、サウナーだけでなく、温泉好きの間でも「オロポ」は知名度を上げてきたようです。

そんな飯坂ホテルジュラクを大塚製薬の郡山出張所の社員7人が7月3日に訪れ、ホテルスタッフに向け「オロナミンC」を200本プレゼントしました。その理由は、大塚製薬では6月からオロナミンCをお風呂上がりに飲んでもらうためのプロモーションを始めたこともあり、「サウナーだけでなく、温泉好きにも広まる機会を作ったスタッフに感謝の意を表したい」とのこと。

ちなみに、なぜ7月3日だったかというと、大塚製薬の社内では、「オロナミンC」は「ナミ」の略称で呼ばれているそうで、その「ナミ」にちなみ語呂合わせで、7月3日が『オロナミンC』の日に制定されたのだとか。

まもなく夏休みを迎え、県内外から多くの観光客が見込まれることもあり、飯坂ホテルジュラクのスタッフは、「元気ハツラツになります!気合を入れてお客さんをおもてなしします!」と話していました。

せっかくなので、大塚製薬郡山出張所のスタッフに気になっていることを聞いてみました。オロナミンCとポカリスエットをあわせる『オロポ』。これってメーカー的にはどう見ていますか…?
「私たちは製薬会社なので、一つ一つの商品にしっかりとエビデンスを持って販売しております。ですので公式に推奨はしませんが…消費者の中でサブカルチャーとしてそういった飲み方が広がっているのは認識しており、ありがたいと思っています。」と話していました。

Chu!PRESS編集部 佐藤友和

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