中古車を買う時、絶対にやってはいけない『5つのタブー』 試乗ができない場合は危険なサイン?

中古車は新車よりも安く購入できる点が魅力!

近年、車の所有率が下がりつつある中で、新車よりも中古車の購入を考える人が増えています。新車は初期費用が高いことや「長く乗り続けるかわからない」という理由から、躊躇してしまう人が多いからです。

対して、中古車は1年落ちのタイプであっても新車よりも安く購入することができ、発売から5年以上経過している車であれば、格安で購入できる車も多くあります。特にオプションやカスタマイズを考えている方であれば、中古車を検討する方が多いでしょう。

デメリットや不安点も…購入時に注意して

格安で購入できるというメリットを持つ中古車ですが、やはり中古ならではのデメリットや不安要素があることも忘れてはいけません。

過去に誰かが運転していた中古車は、コンディションが新車よりも劣っていますし、過去の運転者によっては重大な瑕疵を持つ車もあります。この場合、一見すると綺麗に見える車でも、実際に乗ってみるとコンディションが最悪…というケースも稀にあるので注意が必要です。

しかし、中古車だからといって全ての車のコンディションが悪いわけではありません。しっかり管理されている店舗であれば、中古車のコンディションを維持するために整備を定期的に行っていたり、第三者機関による状態評価をしてもらっている店舗も多いです。

購入時に、欲しい中古車の状態や過去の修復歴などを詳細まで確認し、購入しても問題ないか見極めることが重要です。

中古車を買う時にやってはいけない『5つのタブー』

では、中古車の購入を検討しているとき、どのような点に注意すべきなのでしょうか。

1.試乗せずに購入する

パッと見て気に入ったからと試乗もせずに購入を決めてしまうのはNGです。特に、珍しいタイプの車や人気車種は、他の人に先を越されないようにと即決してしまう人がいます。

しかし、試乗せずに購入してしまうと、手元に来てから不具合が生じたり、乗り心地が思ったよりも悪いと感じたりと不満が出ることも。必ず試乗させてもらってから購入を決めましょう。

2.過去に重大な瑕疵がある車を購入する

購入を検討している車は、必ず過去の車両情報を確認してください。過去の修復歴や事故歴、冠水歴などを確認せずに購入してしまうと、後になって不具合が生じたり、せっかく購入したのにすぐに故障してしまうなどのトラブルが発生する恐れがあります。

過去に瑕疵のある車は、販売時に購入者に明かすことが義務付けられています。店舗側から申し出てこない場合は、念の為、過去に瑕疵がなかったか確認しましょう。

3.購入前にトータル金額の見積もりを確認しない

購入前に車両の金額だけでなく、その他の諸経費やオプション費用など、全てを含む総支払金額を見積もってもらいましょう。

購入前にトータルの見積もりを確認していないと、いざ総支払金額を計算する際に「こんなに費用がかかるの?」と驚愕してしまう人は多くいます。

4.見積書の内訳と相場を比較せずに購入する

総支払金額の見積書をもらったら、内訳の詳細と相場金額を比較してください。中古車販売店によっては、同じ諸費用であっても多少金額が変わってくることがあります。

例えば、洗車やクリーニング費用にかかる金額は、一般的な相場で5万円前後と言われています。これを大幅に超える金額がクリーニング費用にかかっている場合は、その内訳を確認しておくべきでしょう。

きちんと相場費用の許容範囲内で見積もりが出されていない場合、その店舗は信用ならない可能性があります。

5.納車時に不備などがないか確認を怠る

購入後の話になりますが、納車時にも必ず不備がないか店舗側と確認してください。もしも契約時の状態と納車時で違う点や不備が見つかった場合は、必ずその場で店舗側に申し出ましょう。

また、オプションサービスをお願いしていた場合は、きちんとオプションサービスが行われているかチェックしてください。

中古車を購入するときは必ず詳細までチェックして

いかがでしたか。中古車は格安で車を購入できますが、コンディションなどに不安が残ることもあります。購入を検討している場合は、必ずお目当ての車の詳細をチェックし、きちんと納得のいく状態で購入を決断しましょう。

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