相模原市教委 教員団体に校長推薦名簿の作成を依頼

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相模原市教育委員会は3日、校長と副校長の昇任試験について推薦名簿の作成を教員団体に依頼し、受け取っていたことを明らかにしました。市教委はその名簿を参考にして受験者を決めていたということです。

相模原市によりますと市教委は、毎年6月初旬頃に、市立小学校と中学校の校長で構成される2つの団体に対して、校長と副校長の昇任試験の受験資格を満たした教員から推薦候補を選んで名簿にすることを依頼し、受け取っていたということです。

市教委はその名簿を参考に最終的な受験者を決定し、選考試験をおこなっていました。

政令指定都市になった2010年から作成を依頼し受け取っていましたが、これまでの選考について担当者は「評定者には教員以外もいて、最終的な人事選考に影響はなかった」としています。

市教委は今年度から人事の透明性を保つため名簿作成は依頼せず、対象の教員については市教委の担当職員が各校長へ直接聞き取りを行い、それをもとに管理職昇任候補を決めるとしています。

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