阿部サダヲ&芦田愛菜 体内環境に差のある親子に 肛門に未曽有の危機の予告も 「はたらく細胞」

清水茜による「はたらく細胞」と原田重光・初嘉屋一生・清水茜が手掛けたスピンオフ作品「はたらく細胞BLACK」を原作とした映画「はたらく細胞」の劇場公開日が、2024年12月13日に決まった。また、人間の父娘役に阿部サダヲと芦田愛菜の出演が発表され、新予告映像も公開された。

阿部サダヲと芦田愛菜が演じるのは、”不摂生にもほどがある父”漆崎茂と、”健康優良な女子高生の娘”漆崎日胡という、体内環境に明らかな差のある親子。異なる体内世界で、それぞれの細胞たちがはたらく様子が描かれ、さらにその親子を中心とする人間世界のドラマも描かれる。

新予告編映像では、親子のいつもの朝の食卓から、日胡の体内の世界へとカメラが移動。永野芽郁演じる赤血球、佐藤健演じる白血球(好中球)コンビが印象的なセリフとともに登場する。そして、大きいほうが漏れそうな茂がトイレに駆け込むも、まさかの満室で、茂の体内(肛門)に未曽有の危機が訪れるというオチで幕を閉じる。

「はたらく細胞」では、シリーズ史上初となる”人間の世界”が描かれる。妻を早くに亡くし、娘・漆崎日胡と二人暮らしの漆崎茂は、不規則な生活を送り、ジャンクフード・酒・たばこが大好き。茂の体内では、ブラックな労働環境に疲弊しきった細胞たちが文句を言いながらも奮闘している。一方、日胡は高校に通いながら献身的に家事も行い、不摂生な茂の健康を心配している女子高生。日胡の体内には永野芽郁(赤血球)&佐藤健(白血球・好中球)のほか、さまざまな細胞たちが日胡の健康を守るため日夜はたらいている。親子なのにあまりにも環境の違う2人の体内世界の対比が、コミカルに描かれる。

監督を務めるのは、「のだめカンタービレ」「テルマエ・ロマエ」「翔んで!埼玉」などのヒットメーカー・武内英樹監督。佐藤健が白血球(好中球)、永野芽郁が赤血球を演じる。

阿部サダヲ、芦田愛菜、武内英樹監督のコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■阿部サダヲ
体の中の細胞たちの働きが分かりやすく描かれるので、出演して非常に勉強になりました。
原作漫画は大人だけでなくお子さんにも人気があると聞いていますし、映画もご家族で楽しく観ていただける作品になると思います。
娘役の芦田愛菜さんとは久しぶりの共演で、以前は「愛菜ちゃん」って呼んでいたのですが、いまや「芦田さん」ですね(笑)以前とは全然違っていて、とても大人になった感じがしました。
昔から演技もお喋りもお上手でしたが、今回共演して、改めて感心しました。
どんどんスキルが上がっている俳優なんだなと、実感しました。
実は、細胞役を演じられた俳優の皆さんとは撮影でお会いすることができなかったので、どういう世界観になっているのか、完成した作品を観るのがとても楽しみです。

■芦田愛菜
原作は、高校で免疫の勉強をしていた時に先生から勧められて読んだことがあり、以前から知っていました。
面白くてタメになるし、すごく好きな作品だったので、参加させていただけると聞いてとても嬉しかったです。
細胞たちの特徴や擬人化のされ方などが知れば知るほど、あっ!そうだよな、なるほどな、と思うところがすごく多かったです。
阿部さんと久しぶりに共演することができて、とても嬉しかったです。
掛け合いのシーンでは、本当の親子のような安心感の中でお芝居をさせていただけて、すごく楽しかったです。

■武内英樹監督
原作では体内のお話だけですが、映画では体の持ち主である、漆崎親子のドラマも描くことになり、不健康な父親をコミカルに演じていただける方、ということですぐに思い浮かんだのが阿部さんでした。
不健康な父を気遣うしっかり者の高校生の娘役は、かねてからこんな娘がいたらいいなと思っていた芦田さんにオファーしました。
また、10年ぶりに芦田さんと阿部さんが共演して、成熟した親子像を見られたら夢のようだ、とお二人とご一緒するのを楽しみにしていました。
お二人のお芝居を演出していると、昔の関係性と今の関係性がオーバーラップして、本当の親子みたいで胸が熱くなりました。
芦田さんは、等身大の女子高生らしさも、父親思いのしっかり者の日胡もリアリティをもって演じてくださり、阿部さんは、そんな娘の笑顔のために全力を尽す茂を、チャーミングに演じてくださいました。
細胞たちの活躍だけでなく、漆崎親子のドラマにもご期待ください。

【作品情報】
はたらく細胞
2024年12月13日(金)公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
©清水茜/講談社 ©原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 ©2024映画「はたらく細胞」製作委員会

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