県人対決「見たかった」 盛岡「楽天-オリックス」雨天中止に

試合中止が決まりファンをハイタッチで見送る楽天の鈴木翔天投手(左から2人目)、阿部寿樹選手(同3人目)ら=3日、盛岡市永井

 盛岡市永井のきたぎんボールパークで3日に予定されていたプロ野球公式戦、「楽天-オリックス」(楽天野球団、岩手日報社、IBC岩手放送主催)は雨天中止となった。滝沢市出身で予告先発のオリックス斎藤響介投手(19)=盛岡中央高=と、一関市出身の楽天阿部寿樹選手(34)=一関一高-明大-ホンダ=らの古里岩手での「県人対決」は実現しなかった。詰めかけたファンは落胆しながらも、選手との触れ合いを喜び、今後の活躍を願った。

 午後4時の開場前から、選手のユニホームやタオルなど応援グッズを身にまとったファンが続々と訪れた。しかし雨が強まり、同4時半に中止がアナウンスされると「えー」「なんで」と無念の声が上がった。

 盛岡市黒石野の病院職員佐藤真一さん(51)は「1年に1回しか盛岡での試合がないので残念」と嘆き、同市上田のアルバイト横内圭司さん(62)は「斎藤投手のいいピッチングと阿部選手との対決が見たかった」と悔しがった。

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