首位守りたい広島はアドゥワ誠、首位叩きたい阪神は村上頌樹 同学年右腕が先発

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キャリアハイの6勝に王手のアドゥワ誠

広島・アドゥワ誠が4日の阪神戦(マツダスタジアム)に先発する。今季は11試合に登板して5勝2敗、防御率2.82。2018年に中継ぎで挙げたキャリアハイの6勝まであと1勝だ。

松山聖陵高から入団した196センチの長身右腕。8年目の今季は先発ローテーションの一角を担って安定した投球を見せている。

阪神戦は4月10日(甲子園)に登板して5.2回2失点で勝ち投手。森下翔太に一発を浴びたが、昨季も中継ぎで4試合に登板して無失点に抑えており、相性は悪くない。

首位とはいえ、セ・リーグは混戦が続いており、安穏とはしていられない広島。まずはオールスターまでにできるだけリードを広げたいところだ。アドゥワの力投が期待される。

前回、自己最多11奪三振の村上頌樹

一方、阪神は村上頌樹が先発。昨季のMVP右腕は今季12試合登板で3勝5敗と負け越しているものの、防御率は2.01と内容は悪くない。

前回6月27日の中日戦(甲子園)は133球を投げて、自己最多の11奪三振をマーク。6月は1勝どまりだったが、防御率1.98と調子を上げている。

広島戦は今季すでに4試合に投げており2勝2敗、防御率1.93。4月30日(マツダスタジアム)には1失点完投勝利を挙げた。

“アレンパ”を果たすためには首位叩きはシーズン後半戦の重要ポイント。チームにとって、村上で勝つと負けるでは大違いだ。MVP右腕にかかる期待は大きい。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
DeNA・平良拳太郎-ヤクルト・M.ヤフーレ(横浜)

【パ・リーグ】
西武・上原健太-ロッテ・西野勇士(エスコンF)
ソフトバンク・大関友久-西武・武内夏暉(みずほPayPay)



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