桐生祥秀、3大会連続五輪出場決定「まだ道は進みます」 長期休養経て…個人逃すも400mリレーメンバー選出

桐生祥秀【写真:奥井隆史】

日本陸連が発表

日本陸上競技連盟は4日、パリ五輪の代表内定選手51人を発表。新たに27人が加わり、男子4×100メートルリレーでは桐生祥秀(日本生命)が選出された。五輪3大会連続のリレー出場となる。本人は「リレーの候補条件60m室内の6秒55を切っててよかった」と心境を明かした。

発表を受け、桐生は自身のインスタグラムで「パリへ まだ道は進みます」と報告。個人種目の表は逃したものの、「リレーの候補条件60m室内の6秒55を切っててよかった」と安堵の胸中を記した。

自己ベスト9秒98を持つ28歳の桐生は、代表選考を兼ねた日本選手権男子100メートル決勝で5位に終わり、個人種目の代表入りは絶望となっていたが、リレーメンバーとして2016年リオ、2021年東京に続く3大会連続出場となった。

東京五輪では400メートルリレー決勝でバトンが繋がらず、自身には回ってこなかった。パリ五輪でリベンジを期したが、6位だった22年日本選手権後、心身の疲労の影響で長期休養。大学2年時に国指定の難病「潰瘍性大腸炎」と診断されたことを公表した。

さまざまな想いを胸に、桐生はパリのトラックに立つ。

THE ANSWER編集部

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