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河野太郎デジタル相が3日から秋田県を訪れている。医師が遠隔診療にあたる車両などを視察し、佐竹知事とデジタル技術の活用について意見を交わした。
秋田市を訪れた河野デジタル相が視察したのは、医師が遠隔で診療できる「医療MaaS(マース)」の車両。この車両は医療機器を備えていて、患者のもとに出向き、医師が遠隔で診療することができる。
3日は担当者から仕組みが説明されたほか、妊婦の健康診断や被災地での医療など将来的な活用方法が説明された。
河野デジタル相:
「高齢化、過疎化の課題はいろいろな地域で深刻になっている。医療マースのような取り組みは非常に有効になると思う。政府として担当するのは厚労省だが、デジタル庁としても必要なバックアップは考えていきたい」
このあと、河野デジタル相は佐竹敬久知事と面会した。
佐竹知事は「県内でいま建設している成瀬ダムは、24時間、AI(人工知能)を使った50台の大型ダンプが完全無人運転になっている」と東成瀬村で建設が進む成瀬ダムで自動運転の重機を導入していることを説明。マイナンバーカードの普及状況などについても説明した。
これに対し、河野デジタル相は「できるところからデジタル化を進めてほしい」と要望した。