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「すっきりがずっと続く、収納がたっぷりある」と評判の、一級建築士・水越美枝子さんが手がける家。ここではリフォームをしなくても、今の住まいのまま実現できる片づく収納術、部屋をすっきり見せるコツを、水越さんのご自宅とともにご紹介します。
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PROFILE
水越美枝子さん
みずこし・みえこ●一級建築士。キッチンスペシャリスト。一級建築士事務所アトリエサラ共同主宰。
新築・リフォームの住宅設計からインテリア・収納設計までトータルで住まいづくりを提案。手がけた物件は300件以上。
著書に『一生、片づく家になる! 散らからない住まいのつくり方』(エクスナレッジ)など。
使いやすい場所に収納を増やせば、二度と散らからない家になる!
「片づかない」家を「二度と散らからない家」にする救世主、建築家・水越美枝子さん。秘訣はただ一つ、「適所適量」収納だという。つまり、動線に合った「適所」に「適量」の収納場所を作ること。
そのセオリーを実践すれば「いつでも人を招ける家」も夢ではない。
リフォームや新築なしで、それを実現する方法はあるのだろうか?
「まずは、今の収納スペースに『何があると使いやすいか?』を考えること。『ここにはこれがあると便利』と思ったら入れ替える。それを繰り返します。できれば一度、家にあるものを全部出して、収納場所を見直してみるといいでしょう」
その際、多すぎるものや不要なものは処分。それでも足りなければ、収納スペースの稼働率を今よりさらにアップさせる方法があるという。
「棚板を増やして縦スペースを活用したり、ワイヤーネットとS字フック、パイプハンガーを足したり、扉裏を有効活用するのも手です」
それでも足りない場合は、「奥行き30㎝くらいの本棚のような収納を廊下などに追加するだけで収納量はかなりアップします」
家が片づくとストレスがなくなり、イライラが減る。
「片づけに費やしていた時間でおいしい料理を作るなど、生活の質も上がりますよ」
「美しい住まい」の2つのルール
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見せたいものは「フォーカルポイント」に
「フォーカルポイント」とは、空間の中で視線が集中する場所のこと。ドアを開けてすぐに目に入る場所や階段の踊り場などが該当する。
ここが散らかっていると空間全体が散らかった印象になるが、美しく片づいていれば美しい空間という印象を与えられる。
「見せたい絵画やインテリア雑貨などは、フォーカルポイントを意識して飾ると効果的です」
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隠したいものは「ブラインドゾーン」に
「ブラインドゾーン」とは「フォーカルポイント」の逆で、意識しないと目に入らない、視線がほとんど行かない場所のこと。入り口ドアの横の壁や家具の後ろなどが該当する。目立たせたくないものはここに置くといい。
「わが家では、リビングダイニングを入ってすぐ左のキャビネット上に未処理の書類やリモコンなどを置いています」
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※この記事は「ゆうゆう」2023年12月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
取材・文/依田邦代 撮影/柴田和宣(主婦の友社)
※2023年11月11日に配信した記事を再編集しています。
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