カナダ代表が長期離脱のインテル、冨安健洋が獲得候補として浮上!「ジョーカー」と現地メディア

想定外の負傷は、イタリア王者の夏のチーム編成にどう影響するのだろうか。

インテル専門サイト『Passioneinter.com』は7月3日、カナダ代表のタジョン・ブキャナンが長期離脱する見込みになったのを受け、代役候補となる選手たちをリストアップした。

イタリアメディアによると、コパ・アメリカに参戦していたブキャナンは、練習中に重傷を負った。脛骨骨折で手術が必要とのことで、最低でも4~5か月の長期離脱となる見通しだ。

シモーネ・インザーギ監督は1月に加入したブキャナンを3-5-2の左ウイングで時折起用。新シーズンもレギュラーのフェデリコ・ディマルコの控えとなることが見込まれていた。

だが、ブキャナンが長期離脱となれば、インテルはサイドの強化に動くかもしれない。Passioneinter.comはローコストの代役候補として、イバン・ペリシッチ(ディナモ・ザグレブ)、レーバン・クルザワ、マルコス・アロンソ、ファン・クアドラード、マリオ・エルモソ(以上フリー)、マッティア・ザノッティ(ユース)の名前をあげている。

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一方で、同メディアはCBを獲得してカルロス・アウグストを左WBの控えとする案や、右サイドを強化して左サイドに回す方法もリストアップ。さらに、「ジョーカー」として、ノルディ・ムキエレ、そして冨安健洋(アーセナル)を選出している。最終ラインのいずれの役割もこなせる万能型だ。

イタリア衛星放送『Sky Sport』によれば、インテルのジュゼッペ・マロッタ会長は「M・アロンソやアルベルト・グドムンソンなど様々な名前の記事を見たが、現時点で彼らの可能性は除外する」と話した。

「ブキャナンのケガは残念だ。しかし、若いし、簡単に回復するだろう。手術はとてもうまくいったと聞いている。4か月後に起用できるように願おう」

ボローニャ時代に高く評価され、類まれなユーティリティ性を誇る冨安は、イタリアサッカー界でたびたび補強候補にあがる。ただ、本人は悲願のプレミアリーグ優勝に意気込んでいるだろう。セリエA復帰の可能性はあるのか。まずは進展を見守りたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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