子どもに食事に興味をもってもらうための3つのアイデアとは!?【小児科医ママが教えたい 体・脳・心を育てる!子どもの食事】

食事に興味をもってもらうためのポイント

自分でつくるからこそ気づけることもある

せっかく体によい食事をつくっても、それを食べる子ども自身の食事への興味が薄ければ、味気ないものになってしまいます。食事の大切さや、その食べ物をとる意味などを伝える機会をつくるのもよいでしょう。

食事に興味をもってもらうための3つのアイデア

①子どもが料理に参加する機会をつくる

トマトを洗う、調理バサミで食材を切るなど、最初は簡単な作業を手伝ってもらいましょう。調理の工程が少ないミールキットから始めるのもひとつの方法です。お手伝いがうまくいっても失敗しても、「手伝ってくれてありがとう」と感謝することを忘れずに。

②休日に家族の朝ごはんをつくってもらう

火を使うとき、刃物を使うときは注意して見守る、年齢によっては大人が代わりに行うなどの対応も必要ですが、朝食なら子どもにとって比較的ハードルが低く、自分で準備したという達成感も得られるはずです。

③一緒にメニューを考える日をつくる

1週間に1日、親子で一緒に「今日の献立」を考える日を設定するのもよいでしょう。彩りや栄養バランスを考えることにもつながります。

これらは子どもに押しつけるものではありません。子どもと触れ合うなかで、さりげなく提案してみてはいかがでしょうか。

意外と時間や手間がかかること、彩りの大切さ、お皿へのとりわけ方など、自分でつくるからこそ気づくことも多いことでしょう。お父さん、お母さんも大助かりです。

【出典】『小児科医ママが教えたい 体・脳・心を育てる!子どもの食事』著:工藤紀子

【書誌情報】
『小児科医ママが教えたい 体・脳・心を育てる!子どもの食事』
著:工藤紀子

子どもに栄養バランスのよい食事をいっぱい作ってあげたい、子どもには元気にすくすくと育ってほしいなどの思いに応えるため、子どもの体・脳・健康と成長をサポートするための知識やアイデアを紹介しています。「小児科医ママが教えたい 体・脳・心を育てる!子どもの食事」では、楽に楽しく安全にをモットーに、身近でさほど効果でない食材で食事の悩みを解決していきましょう。

© 株式会社日本文芸社