リアルな悩みも…子育て中の女性と副知事 人口減少対策で意見交換【長野】

どうしたら信州で出産・育児がしやすくなるのか…子育て中の女性が、副知事と
「本音トーク」。人口減少対策について意見交換しました。

■参加者
「産後クライシスってよく言われる…旦那さんとの関係が…。離婚の危機とかあったりして」

■参加者
「『パパ休んでくれないと私どうにもならないから』って圧をかけながら、育休を取ってもらって」

子育て中のリアルな悩みが飛び交った意見交換会。県内で育児に励むおよそ20人の女性が人口減少対策について話し合いました。
目指すのは、「子どもを安心して産み育てられる信州」です。
一つ目のトークテーマは「出産・育児中の苦労」。

■参加者
「営業(職)なので、出張があって時々新幹線を使ってっていうのもあったんですけど、チケットが手元にある出張に限って子どもが熱を出す。気持ちだけでは乗り切れないっていうところがあって」

■参加者
「産む時に仕事を辞めている。仕事をいつから、何をしようかっていうのはゼロベース。
何なら子どもがいる状況で、考えるところからが苦労でしたよね」

女性1人が生涯に出産する子どもの数を示す合計特殊出生率は、県内では4年連続で低下。
去年は1.34と、過去最低を更新しました。
また、県内の人口は統計開始以降2001年をピークに下がり続け、今年2月には初めて200万人を下回りました。
この状況が続くと、2050年には160万人以下となる見通しです。

そこで、2つ目のトークテーマは「2050年までに望むこと」。

■参加者
「育休をサポートした人にも手当があったら、皆快く子育てすることを応援できていいんじゃないかなと」

県は、官民一体で人口減少対策を進める「県民会議」を秋ごろまでに立ち上げる予定です。

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