海外挑戦の伊藤英明&『キングダム』出演報道の坂口憲二、超絶スタイル不変の48歳2大俳優の陰に木村拓哉

木村拓哉(C)ピンズバNEWS

2人のアラフィフのイケメン長身俳優・伊藤英明(48)と坂口憲二(48)が注目を集めている。そして、この2人ともが、木村拓哉(51)に大いに影響を受けているという――。

伊藤は7月1日をもって芸能事務所・グランパパプロダクションを退所し、独立した。

7月1日配信の『Yahoo!ニュースオリジナル Voice』のインタビューで伊藤は独立を決断した理由を、もうすぐ50歳になる男が“守られた”という感覚を持ってしまっており、「そんな自分への情けなさ」もあり、今後は自分の責任でやっていきたいと話した。

また、海外作品へ参加したいという思いも強くなり、これも独立を決断した理由の1つだと明かしている。

「伊藤さんは“今までのキャリアに自信がない”など、弱気とも思える発言もしていましたが、それだけ冷静に今の自分を見ることができているんでしょうね。

6月12日放送の山下智久さん(39)主演の『ブルーモーメント』(フジテレビ系)第8話にサプライズ出演したことも話題を呼びましたが、独立後の、それこそ海外での活躍にも注目が集まっています」(ワイドショー関係者)

■“キムタク後押し”で坂口憲二が9年ぶりにドラマ出演

伊藤と同じ1975年生まれの坂口も、俳優業を本格的に再開させつつある。

坂口は2000年放送の『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)でブレイク。以降は『プライド』や『医龍-Team Medical Dragon-』(ともにフジテレビ系)などの話題作に出演するなど、時代を象徴するイケメン俳優として人気を博した。

ところが2018年3月に、厚生労働省指定の特定疾患「特発性大腿骨頭壊死症」を発症しており、仕事を続けることが困難であることから無期限で芸能活動を休止することを発表。

セカンドキャリアとしてコーヒー焙煎士に師事し、コーヒー豆の焙煎や淹れ方などを学び、オリジナルブランド「The Rising Sun Coffee」を立ち上げた。そして、2018年夏には千葉・九十九里に焙煎所を、2019年春に都内にテイクアウト及びコーヒー豆販売の店舗をオープンさせている。

そんな坂口だが、2023年3月にサントリー生ビールの新CMに出演し、同年4月クールの『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)に俳優として9年ぶりに出演。同9月には俳優活動のための新事務所も設立している。

また、山崎賢人(29)主演の映画『キングダム』の第5弾に出演すると、『女性セブン』(小学館、6月13日発売)が報じている。

「坂口さんの俳優復帰を後押ししたのが木村さんだったと言われています。坂口さんは木村さん主演の『プライド』にメインキャストとして出演。

『教場』には『プライド』と同じスタッフがかかわっており、そのスタッフが坂口さんの『教場』での復帰を主演の木村さんに打診したところ、“一緒にやりたい”とすぐにOKを出したといいます」(前出のワイドショー関係者)

■木村拓哉に「いいお酒の飲み方」を学んだ伊藤英明

伊藤も木村から大いに影響を受けたとテレビ番組で明かしている。

伊藤と木村は2023年公開の映画『レジェンド&バタフライ』で初共演。2023年1月の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演した伊藤は木村との共演を振り返り、「木村さんはコミュニケーションの場を持ってくれたりして、ご飯連れていってくれた」と話した。

木村が宿泊しているホテルのバーにも誘われ、「座るなり“じゃあ開けようかな”って。バーテンダーの人が奥に引っ込んで持ってきたのが『響30年』」と、年間数千本しか生産されないレアもののウイスキーが出されたという。

さらに、「酒飲んで、なんとなく台本やって芝居してだったけど、スタッフとか監督は朝起きて準備して、みんな今日のためにやってる。当たり前のことなんだけど、(自分は)普段、ストレスたまって疲れて、“飲みてえ”とか“女いきてえ”とか、“人の私生活を邪魔してたんだ”って思ったら恥ずかしくなった」と、これまでの自分の生活を省みることができ、木村から「いいお酒の飲み方」を学んだと語っていた。

「伊藤さんも坂口さんも木村さんをリスペクトし、多大なる影響を受けていることがうかがえますよね。その木村さん自身も51歳を迎え、以前の圧倒的なヒーロー感ではなく、少し控えて共演者を立てつつも最前線で輝き続けています。かつてのスーパースター像とは異なったアプローチでドラマや映画に臨んでいますよね。

6月20日に最終回を迎えた主演ドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)では、竹内涼真さん(31)の“怪演”に注目が集まり、木村さんは“引き立て役”とも言われた。ただ、木村さんとしては若手を立てつつ、良い作品をみんなでつくり上げていきたいという思いだったのではないでしょうか」(前出のワイドショー関係者)

今冬には、2019年10月クール放送の『グランメゾン東京』(TBS系)のスペシャルドラマの放送、映画『グランメゾン・パリ』の公開も控えている。

「主演は木村さんですが、連ドラではKis-My-Ft2の玉森裕太さん(34)も活躍。『グランメゾン・パリ』にはAぇ!groupの正門良規さん(27)が出演することも発表されました。

『グランメゾン』でも『Believe』と同じように、若手を引き立てつつ、キャスト・スタッフ全員で力を合わせてヒットを導こうとしているのではないでしょうか。木村さんは『ロングバケーション』や『ラブジェネレーション』(ともにフジテレビ系)では正統派イケメン、『教場』シリーズでは冷徹な鬼教官など、俳優としてさまざまなアプローチ、挑戦を続けています。

さらに8月14日には3rdアルバム『SEE YOU THERE』のリリースも控えている。そんな、いくつになってもチャレンジ精神を忘れない木村さんの姿勢や生き方に、伊藤さんと坂口さんも刺激を受け、新たな挑戦をしようとしているのではないでしょうか」(前同)

海外に挑戦する伊藤、俳優業を本格的に再開させつつある坂口、そして最前線を走り続ける木村――3人の今後の活躍から目が離せない。

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