「木次線」今後のあり方は JR西日本が現状説明 沿線自治体は議論のテーブルにつくか(島根)

鉄道、JR木次線の問題です。
JR西日本が7月4日、沿線自治体のひとつ、島根県奥出雲町に利用の現状などを説明しました。
町側は、路線存続を前提に、沿線のほかの自治体とも連携して引き続き利用促進に取り組む考えで「今後のあり方」をめぐる議論は沿線自治体がこれから話し合いのテーブルにつくかどうかが焦点となります。

4日は、JR西日本山陰支社の金岡支社長など3人が奥出雲町役場を訪れ、仲佐副町長と町の担当者と約30分間、非公開で面会しました。
この中で、JR側が、木次線の出雲横田駅と広島県庄原市の備後落合駅の区間について、利用が低迷している現状や並行する道路の整備状況などを説明し、持続可能な地域交通のあり方を議論する場の設置を求めたということです。

JR西日本・金岡裕之山陰支社長:
「先ずは私共からの話を聞いて頂いた。(沿線)自治体はひとつではなく複数いらっしゃるのでそのなかでも検討協議なさると思うのでその結果を待ちたい」

奥出雲町・仲佐英哲副町長:
「私共も危機感を持って受け止めている。先ずは丁寧に検討していく必要がある問題なので、沿線自治体と協力しながら利用促進に取り組んで参りたい」

町側は、JR側の話を白紙で受け止めたとしたうえで存続を前提に、引き続き利用促進に取り組む考えを示しました。

木次線・出雲横田ー備後落合間の今後のあり方をめぐる問題、JRから説明を受けた島根・広島両県と、奥出雲町など沿線自治体が今後、話し合いのテーブルに着くのかどうかが焦点となります。

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