【京都鉄道博物館】今夏に廃車予定の「オハ12形」の『さよなら展示「オハ12形」特別展示』が本日で閉幕、最終日には貴重な光景も<Photo report>

京都鉄道博物館で開催されていた『さよなら展示「オハ12形」特別展示』が、7月4日、最終日を迎えた。

6月27日から特別展示が始まり、7月4日まで実施。「SLスチーム号」は通常使用されている客車を12系客車に変更して運行した。また、「さよなら12系スチーム号」」の期間中(6/27~6/30)、企画のなかの一つとして、一部の便で1ボックス(4人席)を占有して乗車できる「ゆったり楽しむ特別なSLスチーム号」の運行もされた。

●6月27日 牽引機:DE10形 ヘッドマーク:DLスチーム号 行先表示幕:人吉・城崎・西鹿児島

●6月28日 牽引機:C56形160号機 ヘッドマーク:がんばろう能登

●6月29日 牽引機:C56形160号機 ヘッドマーク:SL北びわこ号 春 サボ:ゆったり楽しむ特別なSLスチーム号 行先表示幕:都城

●6月30日 牽引機:C56形160号機 ヘッドマーク:SL北びわこ号 秋 サボ:さよならオハ12形スチーム号 行先表示:熊本・京都

●7月1日 牽引機:C56形160号機 ヘッドマーク:SL北びわこ号 冬
「SLスチーム号」の隣にある線路には「DD511192」を留置し、12系客車として並ぶ貴重な光景も

●7月2日 牽引機:C56形160号機 ヘッドマーク:SLやまぐち号 行先表示幕:岡山

●7月4日 SL北びわこ号再現展示
2021年5月に運行を終了した SL北びわこ号。C56形160号機と12系客車5両を連結し、往時の姿を SL スチーム号の隣りで完全再現展示を行った。ヘッドマークはSL北びわこ号「夏」を掲出、12系客車には「惜別!12系スチーム号」が掲出された。

また、この日の「スチーム号」の牽引機には、嵯峨野観光鉄道のDE101104号機が充当され、初めてスチーム号として運行。

「SLスチーム号」の隣の線路で「SL北びわこ号」の再現展示が行われたことから、「スチーム号」に充当されたDE101104号機と並ぶ貴重な光景を見ることができた。

「オハ12形」は、2024年夏季に廃車が予定されており、今回の企画では「オハ12形」を見られる最後の機会となった。

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