浦和の収入6億円超?パルマ移籍間近・鈴木彩艶巡るSTVVとの取引内容は?

鈴木彩艶 写真:Getty Images

ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)所属GK鈴木彩艶は、パリ五輪U23日本代表招集の可能性がある中、セリエA(イタリア1部)パルマ移籍間近である模様。元アビスパ福岡指揮官であるファビオ・ペッキアのもとでプレーする可能性がある中、STVVから浦和レッズに支払われた移籍金額も報じられている。

同選手は浦和レッズ在籍時、GK西川周作から正守護神の座を奪えず。昨年夏にンチェスターUからオファーが届いたものの、出場機会の確保を優先してSTVVへ移籍すると、海外挑戦1年目の2023/24シーズンはリーグ戦・プレーオフあわせて32試合に出場している。

ジェノアやマンチェスター・ユナイテッドからの関心も報じられていた鈴木だが、イタリアメディア『スカイスポーツ』は今月1日に「パルマは鈴木の獲得まであと一歩のところまで迫っている」とリポート。「クラブ間交渉が進行中」として、移籍金700万ユーロ(約12億1000万円)で合意に達する可能性を伝えたが、ベルギー紙『HBVL』は「STVVはクラブ史上最高額の1000万ユーロ(約17億3000万円)で鈴木をパルマに売却しようとしている」と報じている。

するとベルギーメディア『Voetbal』は2日、鈴木の去就について「マンチェスターUは今も鈴木を追っている。しかし、彼は自分のキャリアを一歩ずつ前進させたいと考えている。この夏にSTVVを退団するのであれば、出場機会のあるクラブへ行くだろう」とリポート。同選手の市場価値を1500万ユーロ(約26億1000万円)と伝えた上で、「STVVは浦和から400万ユーロ(当時約6億3000万円)で獲得した」と綴っている。

なお欧州のデータサイト『DataMB』は今年5月25日、鈴木が2023/24シーズンのベルギー1部リーグで残したデータを紹介。空中戦勝率100%、パス成功率94%、ゴール阻止率89%と、複数部門でベルギー国内トップの数値を叩き出しているだけに、現地での評価は高い。STVVは鈴木のさらなる成長を見込んで、浦和に高額の移籍金を支払ったと考えられる。

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