節約している人がやらないこと 時間や労力の意識と継続力がカギ 意外な1位は?

節約は続けられることが大切(写真はイメージ)【写真:写真AC】

食品価格や光熱費の値上がりが続き、物価高騰が止まらないなか、節約を意識しながら生活している人も少なくないでしょう。上手にやりくりしている人たちは、どのように節約しているのか気になるところ。そこで、節約に関する意識調査の結果を紹介します。

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日常生活で必要なものかどうかの見極めを

株式会社AlbaLinkは、全国の男女500人を対象に「節約のために買わないもの&しないことに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキングにして発表しました。調査期間は2024年5月27日~6月7日、調査対象は10代から60代以上の男女です。

まず、「節約のために買わないもの」の調査結果では、「コンビニエンスストアの商品」が183人で1位でした。遅い時間まで開いているので仕事帰りについ立ち寄りたくなりますが、商品の価格設定はスーパーマーケットなどと比べると割高。毎日のコンビニ通いをやめるだけで、節約につながりそうです。

2位は「高価なスマホ・家電(57人)」、3位「サブスクの契約(52人)」と続き、ハイスペックな商品やランニングコストがかかるものは避ける傾向がみられます。生活に取り入れる前に、本当に必要かどうかをよく考える必要がありそうですね。

一見節約になりそうでも無駄な出費に

続いて「節約のためにしないこと」では、「まとめ買い・ストックする」が91人で1位という結果になりました。一見、節約につながりそうですが、食品などは買いすぎによってフードロスに繋がることもあります。世帯人数や買い物の頻度などによって考え方に違いもありますが、無駄な出費にならないよう、買い物をする際には工夫が必要でしょう。

2位は「家計簿をつける」。これも節約のためになりそうですが、「面倒でストレス」「つけている時間が無駄」という声が多数上がりました。自由に使えるお金で必要なものだけを買うことを意識するのが節約への近道なのかもしれません。

3位は「ネットショッピングする」でした。店舗よりも安く買えることもありますが、送料がかかったり、「○○円以上でサービス」などの謳い文句に誘われてつい買う予定ではなかったものまで買ってしまったり。結局、余計な出費になってしまうことが多いようです。また、実際に商品を見ていないため、買い物に失敗するリスクもあります。

賢く節約するためには、お金だけではなく、時間や労力も意識することが大切。我慢するだけでなく、無理なく続けられるように少しずつ無駄を省いていきましょう。

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