負債総額3億9千万円 福祉施設運営会社が破産 新型コロナで稼働低下・物価高も【新潟】

負債総額3億9千万円 福祉施設運営会社が破産

新潟市で高齢者福祉施設などを運営していた会社が、破産したことがわかりました。負債総額は、約3億9000万円と見込まれています。

民間の信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、社会福祉法人「健悠会」は、2007年に新潟市東区の建設業者の関連会社として設立されました。2008年に特別養護老人ホーム「あわやまの里」を新築し運営をスタート。2010年にショートステイ施設、2021年にはリハビリ特化型デイサービスを併設するなど事業を拡大し、2023年3月期の年収入高は約1億7700万円を計上していました。

一方で、同業者との競合や新型コロナ禍を背景に稼働状況は計画を下回り、赤字から脱却できず債務超過が続いていました。施設の新設時の多額の借入金の返済が重荷となっていたほか、物価高騰も加わり厳しい資金繰りが続き、6月28日に自己破産を申請し裁判所から破産手続き開始の決定を受けました。
負債総額は約3億9000万円とみられています。設運営は、別法人へ譲渡する予定となっています。

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