「唯一無二」ムバッペが憧れのC・ロナウドを語る、最後のユーロで対決に「彼との対戦は光栄」

C・ロナウドとムバッペがユーロ準々決勝で対戦[写真:Getty Images]

ユーロ2024も束の間の中休みがあった中、5日から再開。準々決勝がスタートする。

ベスト4行きをかけた戦いがスタートする中で、注目カードが続く中、ポルトガル代表vsフランス代表の一戦は、色々な意味で注目を集めている。

それは、時代を牽引してきたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと、次代を担い新シーズンからレアル・マドリーに加入するフランス代表FWキリアン・ムバッペの対決だ。

ムバッペは幼少期にC・ロナウドに憧れを持ち、レアル・マドリーでのプレーを望んだ中、ついにその夢を果たすことに。そして、その憧れの選手にとって最後のユーロとなる今大会で、直接対決が叶った。

試合を前にムバッペはC・ロナウドについて語り、対戦できることは「光栄だ」と語った。

「クリスティアーノ…その選手に対して、僕は常に尊敬の念を抱いてきた。時間をかけて僕は彼と知り合い、何度も話す機会を得た。僕たちは今でも連絡を取り合っている」

「彼はいつも僕にアドバイスをくれて、何が起こっているのか、最新情報を得ようとしてくれる。彼と対戦するのは、彼がサッカーで成し遂げてきたこと全てを考えると光栄だよ」

C・ロナウドは39歳になり、ムバッペは25歳。同じレアル・マドリーでプレーするということ、時代を牽引するストライカーということで世代交代という話も出ている。

しかし、ムバッペは、マドリーにおいてもサッカー界においても、C・ロナウドは「唯一無二」だとコメント。C・ロナウドの続きを歩むのではなく、自らの道を歩むとした。

「マドリーで選手として夢を叶える機会を得られた幸運な人間は、ロナウドただ1人だけだ」

「そこで素晴らしい話が書ければ良いとは思っているけど、クリスティアーノの残りの物語を書くためにそこに行くつもりは全くない。彼がマドリーで成し遂げたことは、唯一無二なことだ」

「彼がこれまで何をしてきたか、そして今何をしているかを評価しなければいけない。僕は決して妬むような人間ではないし、この選手の偉大さをただ称賛したいだけだ」

「彼はサッカーの歴史に足跡を残した。何世代にもわたってインスピレーションを与えた。多くのゴールを決め、多くのタイトルを獲得した、彼の経歴が全てを物語っている」

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