By 寒川 あゆみ
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メイクアイテムに付属されているスポンジやパフ、小さなブラシを使ってメイクしている人も多いのではないでしょうか。 今回は、メイクの仕上がりをよくしたい、印象を変えたい、崩れにくくしたいという人のためにスポンジやブラシの選び方についてアイテム別でお教えします。
ファンデーション
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ファンデーションを塗るときに付属のスポンジを使っている人も多いですが、長年同じものを使っていて汚れていたり、表面が割れていませんか?
スポンジには汗や皮脂、メイクアップの油分や色素が付着しているので、不衛生なものをくり返し使うと肌トラブルの原因になります。
汚れていたりスポンジの表面が割れていると、ファンデーションを塗ったときに色ムラや密着が悪く、崩れやすくなります。
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リキッド、クリームタイプは手やスポンジで塗っている人が多いです。 手で塗ってもよいですが、適当に塗り広げると塗り残しによる色ムラや厚塗り感が出やすくなります。
【プロのおすすめ】
近年のベースメイクは薄づきでツヤっぽさを作ることがポイントです。ファンデーションのタイプによってスポンジよりもブラシのほうがよい場合もあります。
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おすすめは、平筆、丸筆、厚みのあるスポンジです。
平筆は広範囲にするっと塗ることができ、薄づきで自然な仕上がりになります。カバー力が欲しい場合は丸筆のほうがよいです。赤みや毛穴、シミをしっかりカバーしたい場合は厚みや弾力のあるスポンジがよいです。
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スティックタイプはファンデーションをつけたあと、厚みのあるスポンジでやさしくたたきながら色みをぼかすときれいに仕上がります。
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クッションタイプはリキッドよりも液体っぽい質感のため、クッションファンデーション用のスポンジを使うのがおすすめです。
スポンジの内部にあるファンデーションが含まれるので、やさしく押すように肌になじませるときれいに仕上がります。
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パウダータイプはスポンジやパフでつけると粉がまとまってつくのでカバー力があるように見えますが、全顔に塗ると厚塗りっぽく見えてしまいます。
自然な肌っぽさや立体感を作りたい場合は、毛先が長く大きめのフェイスブラシを使うと粉状を生かすことができます。赤みやシミ、クマなどの色みをかくしたい部分にはスポンジがおすすめです。
ハイライト、チーク
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ハイライトやチークを塗るときに付属の小さなブラシを使っている人も多いのではないでしょうか。 小さなブラシは持ち手部分が短く、メイクをするときに小さな動きになり、色みが一部分に集中した仕上がりになりやすいです。
【プロのおすすめ】
近年のハイライトやチークはふんわりと入れることがポイントです。
そこで、持ち手が長く、毛先に丸みのあるブラシを使うのがおすすめです。
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付属のハイライトブラシは横幅があり縦幅がせばめなので目の下など広範囲に使う場合はよいですが、目もとや鼻など細かな部分を何往復もするようにハイライトを入れると浮いて見えます。
そんなときは、毛が長く、丸みのあるブラシを使うとふんわり入れることができます。
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チークブラシもハイライトブラシと同様に横幅があり、縦幅がせまめです。
また、ブラシを立てて往復するように使う人が多く、色みが一部分に集中し、塗った感が目立ってしまいます。
そんなときは、毛が長く、丸みとボリュームのあるブラシを使うとふんわり自然な血色感に仕上がります。
アイシャドウ
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アイシャドウを塗るときにチップを使っている人も多いですが、色が混ざって汚れていたり、スポンジが割れたものを使っていませんか?
アイシャドウチップが汚れていたり割れていると発色が悪くなるほか、色ムラや密着の悪さを招くので、定期的に買い替えるのがおすすめです。
【プロのおすすめ】
近年のアイメイクは透け感や抜け感、ツヤっぽさを作ることがポイントです。そこで、質感を演出したいならアイシャドウチップよりもブラシのほうがおすすめです。
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くっきりとした色みを出すにはアイシャドウチップを使うのがおすすめですが、目頭から目尻まで色が濃すぎたり、べったり色づいた仕上がりになりやすいので、グラデーションを作りたい、抜け感や立体感のある仕上がりにしたい場合はブラシを使うのがおすすめです。
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さまざまなアイシャドウブラシがありますが、アイホール全体に広げる明るい色みは毛が長くふんわりしたブラシを。二重幅に重ねる中間色は毛が長めでふんわり〜かためのブラシを。目のきわに重ねる締め色は毛が短めでややかためのブラシを使うのがおすすめです。
【付属アイテムでのメイクとブラシ活用での比較】
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付属のスポンジやブラシ、チップが悪いというわけではありませんが、同じコスメでメイクをしてもブラシを活用するだけで仕上がりや印象が変わります。
メイクブラシはドラッグストアやバラエティショップなどでも売っているので、まずはプチプラなものからスタートしてみてください。慣れてきたら毛質や持ち手にこだわってみるとよいですね。
スポンジやブラシは表面だけでなく内側にも汚れがたまっています。
専用クリーナーを使って週に1回ほどのペースで洗い、洗ったあとは水気をよく切り、日かげで乾かしましょう。 スポンジが薄くなっていたり、割れている場合は新しいものに買い替えましょう。
いかがだったでしょうか。
メイクの仕上がりをよくしたい、印象を変えたい、崩れにくくしたいと感じている人はアイテムの見直しやブラシの活用の参考にしてみてください。