「続発は極めて遺憾だ」と林官房長官 女性の胸を触った疑いで米兵逮捕を受け 米軍に防止の徹底を申し入れ

 【東京】林芳正官房長官は5日午前の記者会見で、沖縄県内で米海兵隊員が面識のない20代女性の胸を触ったとして、県迷惑行為防止条例違反容疑で4日に現行犯逮捕された事件について、在日米軍側に事件事故の防止の徹底を申し入れたと明らかにした。「米軍人による事案が連続して発生をしていることは極めて遺憾だ」と述べた。

 政府が米兵による事件、事故の地元への情報共有のあり方を見直すことについて、林氏は「具体的な公表時期については現時点では予断を持ってお答えすることは差し控えるが、近く政府として発表できるように調整を急いでいる」と述べた。

 その上で「重大事件に関する今後の情報共有のあり方については、被害者のプライバシーや捜査への影響等を踏まえた上で、在日米軍に係る事件事故が地元の方々に不安を与えることのないよう、どのようなことができるか関係省庁において検討を進めている」とした。

(資料写真)林芳正官房長官

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