ゾウのマオ、国内初の人工授精終了 ZOOMO、10月にも妊娠判明

人工授精を終え、果物などを食べるマオ=4日、盛岡市新庄

 盛岡市新庄の市動物公園ZOOMO(ズーモ、辻本恒徳園長)は4日朝、飼育しているアフリカゾウのマオ(雌、22歳)に国内初挑戦となる人工授精を行った。早ければ10月ごろに妊娠しているかどうかが判明。妊娠していた場合は2026年春ごろの出産となる見込み。

 ドイツから来日中のトーマス・ヒルデブラント博士とフランク・ゴリッツ博士が人工授精の処置を担当。関係者が見守る中、専用器具を使って南アフリカの野生のアフリカゾウ2頭から採取した精子を注入し、1時間ほどで終わった。

© 株式会社岩手日報社