強力な「WinGet」を親しみやすいGUIで ~「WingetUI」改め「UniGetUI」v3.1.0が公開/「Scoop」「Chocolatey」「Npm」などもカバーしたパッケージマネージャークライアント

by 樽井 秀人

「WingetUI」改め「UniGetUI」v3.1.0

パッケージマネージャー「Windows Package Manager」(WinGet)のGUIクライアント「WingetUI」が7月3日(日本時間)、v3.1.0へとアップデートされた。本バージョンより「UniGetUI」と改称され、アプリアイコンも新しくなった。

「WingetUI」改め「UniGetUI」は、以下のパッケージマネージャーをサポートするGUIツール。アプリやコンポーネント、モジュールのインストール・アンインストールを一元管理できる。

  • WinGet
  • Scoop
  • Chocolatey
  • Npm
  • Pip
  • .NET Tool
  • PowerShell Gallery

パッケージマネージャーの多くはコマンドライン(CUI)で利用するのが前提だが、なかにはそれを苦手とするユーザーもいるだろう。しかし、「UniGetUI」ならばGUIでアプリの管理が可能。最新バージョンのあるアプリをまとめてアップデートしたり、必要なアプリを「バンドル」にまとめて一括インストールできるようにする機能も備えており、“パッケージマネージャーは難しそうだが、Windows標準の「ストア」アプリでは不満だ”というユーザーに適している。

アプリの検索と詳細のチェック
アップデートの確認と一括更新
インストールされているアプリの確認とアンインストール
「バンドル」の作成

リリース当初は「WinGet」に加え「Scoop」を対象にしたツールに過ぎなかったが、バージョンを重ねるにつれ対応するパッケージマネージャーが増加。「WingetUI」という名前が実態にそぐわなくなってきた。また、本ツールはMicrosoftと関係のない有志が開発しているが、Microsoftの「WinGet」チームがメンテナンスしていると勘違いされることも多かったという。そこで、幅広いパッケージマネージャーに対応するGUIツールとして「UniGetUI」という名前が新たに採用されたようだ。

インストーラーから日本語対応。最新版では「Chocolatey」のインストール可否を選べるようになっている

「UniGetUI」は現在、作者のWebサイトから無償でダウンロード可能。「GitHub」などでホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「MIT」となっている。

ソフトウェア情報

「UniGetUI」

【著作権者】

Martí Climent 氏

【対応OS】

Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)

【ソフト種別】

フリーソフト

【バージョン】

3.1.0(24/07/03)

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