平戸海、照ノ富士らと28番 新小結「稽古しないと勝てない」

出稽古で相撲を取る平戸海(右)と照ノ富士=名古屋市の立浪部屋宿舎

 大相撲の新小結平戸海は5日、名古屋市南区の立浪部屋に出稽古し、同じく出稽古に訪れた横綱照ノ富士や関脇霧島、大関豊昇龍らと精力的に28番を取った。新三役で迎える14日初日の名古屋場所に向け「しっかり稽古をしないと勝てないと思う。いい稽古ができた」と充実感を漂わせた。

 うだるような暑さの中、がむしゃらにぶつかった。照ノ富士には指名されて連続で11番。大きく呼吸を乱しながら、正攻法を貫いて2勝を挙げた。土俵上では助言も授かり「ありがたいこと。最後は思い切りいけた。圧力と雰囲気がすごい」と汗を拭った。

 「何番か勝てた。力はついてきているのかなと思う」と確かな手応えを口にした。

© 一般社団法人共同通信社