純烈・酒井一圭 岩永洋昭の卒業理由〝不仲説〟に「ほんま興味ないくせにコメントだけするな!」

報道陣の取材に応じた「純烈」の酒井一圭(左)と岩永洋昭

男性4人組歌謡コーラスグループ「純烈」の酒井一圭(49)、岩永洋昭(44)が5日、東京・浜松町の文化放送で「大竹まこと ゴールデンラジオ!」に生出演後、報道陣の取材に応じた。報道陣の取材に応じた「純烈」の酒井一圭(左)と岩永洋昭

岩永は2022年末にグループを卒業した小田井涼平と入れ替わる形で、昨年1月に加入。先月日、来年3月末での卒業を発表した際、「家族と過ごす時間が無くなっていた事を考えた結果」などと説明していた。純烈加入前の2016年に結婚と第1子となる女児が誕生している。

この日、卒業を決めた経緯について、岩永は改めて「家族と過ごす時間が圧倒的に減ってしまった。もともと入る前から確認していたんですけど、(実際に)入ってみて見えてくるものもいっぱいあって。考えて考えた末に、リーダー(酒井)に今年4月くらいに相談をした」と明かした。

母一人、子一人の母子家庭で育ち、5年前に母親が歳で亡くなったことを告白。岩永は卒業を決断した理由については「僕の近しい人が相次いで亡くなったことで、自分の人生、残された時間を改めて考えるようになった。一人娘との二度と戻らない時間とどう向き合えばいいのだろうと考えたのが最大の理由かな」とした。

岩永の卒業を受け入れた心境を聞かれると、酒井は「岩永の境遇を含めて全部話は聞いている。無理して働いてもらうことではないという判断で、会社ともメンバー間でも話し合いを重ねて、この前の発表になりました」とメンバーの白川裕二郎(47)、後上翔太(37)も納得した上での決断と説明。曲も覚え、ステージに慣れてきた段階での卒業には「もったいないなという気持ちももちろんあるんですけど」と言いつつも「でも、人生一度きりですし、父親として、娘さんのところにいてあげたい気持ちは痛いほど分かる」と理解を示した。

それでも加入からわずか2年3か月での卒業に、ネット上では不仲によるものとの憶測もある。これを聞くと、酒井は「僕らも見ながら笑ってるけど、ほんま興味ないくせにコメントだけするな!という感じです」と笑いながら完全否定。「ファンの人たちも、変な話『リーダーのパワハラちゃうか?』『ブラック企業ちゃうか?』とか。まあ、この世界は売れてるときに仕事をさせていただいて、今はものすごい勢いで働かせていただいてありがたい。でも、白川も後上も普通にいい人です。皆さん、純烈を紅白に出たとか大層な感覚で見ている方もいるかもしれませんが、僕の感覚では店長さんとコンビニのレジ打ちなんですよ。辞めたり、入ったり、働ける時に働ければ、ええしという感覚でずっとやってきました。出て行く人も在籍中の人も頑張ってもらって、応援して、幸せになってほしい」と全員の活躍を願った。

関係者によると、現時点で新メンバー加入の予定はない。来年4月以降は3人での活動を余儀なくされるが、酒井は岩永ら元メンバーの復帰の可能性について言及。「10年後、(岩永の)娘さんが18(歳)になる。大学(進学)…金がなくなっていると思う。戻りたくなる」とし、「(岩永に)『1人で戻ってこないで』と伝えてます。その頃は(元メンバーの)小田井さんも、焼肉屋やってる友井(雄亮)も、ジュエリーデザイナーの林田(達也)も金がなくなっていると思う」と推測。「一人一人戻られると歌い継ぎとかダンスがややこしくなるので、それなら4人まとめて戻ってきてくれるとリハーサルも一回で済む。条件を、こいつには言ってあります。10年後、九分九厘、純烈は7人になっている」と将来を描いた。

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