蝉川泰果、杉浦悠太、清水大成が首位並走 池田勇太2打差4位

通算11アンダーとした蝉川泰果(撮影/大澤進二)

◇国内メジャー第2戦◇日本プロゴルフ選手権大会 2日目(5日)◇富士カントリー可児C志野C(岐阜)◇7164yd(パー71)◇晴れ(観衆2655人)

いずれも首位から出た蝉川泰果、杉浦悠太、清水大成が「66」でプレーし、通算11アンダーでその座をキープした。今年のプロNo.1決定戦は、4人が首位に並んだ幕開けから混戦のまま週末に入る。

蝉川は「思うようにショットが真っすぐ行くイメージが出ず、ドライバーのティショットで苦戦した」という前半アウトを1バーディでターン。しばらく首位を追う立場でのプレーが続いたが、2打ビハインドで迎えた17番(パー5)では、3Wで放った2打目をピンそば20cmに絡めるスーパーショットでイーグルを奪った。

「後半からイメージができ始めて、終盤はパットも入ってくれるようになった」とバックナインで伸ばし、1イーグル、3バーディのプレーで再び首位に並んだ。フィールド唯一の2日間ノーボギーで大会を折り返し、アマ制覇を遂げた2022年「日本オープン」、23年「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に続く3つ目の日本タイトルへ前進した。

通算9アンダーの4位に池田勇太とブラッド・ケネディ(オーストラリア)。池田は1打差5位から6バーディ、2ボギーの「67」とし、ツアー初優勝を飾った2009年以来の大会タイトルに向けて、2打差に広がった首位を追う。

通算8アンダーの6位に佐藤大平。通算7アンダーの7位に金谷拓実、予選会から出場権を得た竹山昂成が続く。

前年覇者の平田憲聖はカットライン圏外の73位から3バーディ、ノーボギーの「68」と巻き返し、通算2アンダーの41位で決勝ラウンドに進んだ。

2週前「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」からの2戦連続優勝がかかっていた石川遼は、通算5オーバーの105位で今季2度目の予選落ち。前週の海外シニアメジャー「全米シニアオープン」で2位と惜敗した藤田寛之も、通算8オーバーで週末に進めなかった。

なお、初日を26位で終えていた弓削淳詩(ゆげ・あつし)が第2ラウンドの開始時間に遅刻したため失格となった。

<上位成績>

1T/-11/蝉川泰果、杉浦悠太、清水大成
4/-9/池田勇太、ブラッド・ケネディ
6/-8/佐藤大平
7T/-7/金谷拓実、竹山昂成

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