今年上半期の倒産件数2014年以降最多 物価高や人手不足要因が増加

企業の倒産件数が、この10年で最多となりました。

帝国データバンクによりますと、負債額1000万円以上で法的な手続きを経て倒産した企業の数は、2024年1月から6月までの半年間で4887件にのぼり、2023年の同じ時期と比べて20%以上(22.0%)増え、2014年以降で最多になったということです。

特に物価高や人手不足による倒産が過去最多を大幅に更新するペースで進んでいるとしたほか、創業(業歴)100年以上の老舗企業の倒産件数が74件と、2000年以降で最多になったとしています。

帝国データバンクは、今後の企業倒産について、円安や個人消費の落ち込みなどにより、「(年間)1万件突破も視野に増加基調が続く」との見通しを示しています。

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