18人に絞り込む作業は苦しいのか。そしてメンバー選考の基準は? なでしこジャパンの池田監督に独占インタビューの場で直球質問【パリ五輪】

パリ五輪に臨むなでしこジャパン。フランスでの戦いを前に、池田太監督にインタビューする機会に恵まれたので、改めて「メンバー18人を選ぶ作業の難しさ」について訊いてみた。すると、指揮官は「やはり18人という人数的な部分で…」と話し始めた。

「どういう組み合わせが可能か、複数のポジションをできる選手か、それともスペシャルな武器がある選手か、色んな角度からメンバーを決めないといけません。ですので、色々と考えましたよね」

18人に絞り込む作業は苦しいのか。この問いに池田監督は次のように答えてくれた。

「苦しいというか、どういう表現が良いかは分からないですが、悩ましいですよね」

では、選ばれた18人、具体的に名前を挙げると、GKの山下杏也加と平尾知佳、DFの熊谷紗希、清水梨紗、北川ひかる、南萌華、高橋はな、古賀塔子、MFの清家貴子、長谷川唯、林穂之香、長野風花、宮澤ひなた、藤野あおば、谷川萌々子、FWの田中美南、植木理子、浜野まいかの選出基準は何だったのか。

「ひとつは昨年の女子ワールドカップからの積み上げ。あとは、それぞれ所属チームでしっかりとプレーできていたか、トライして成長できたか、基本的にハードワークできているか、そういうところも考慮しました」

昨年の女子ワールドカップではベスト8止まりだったなでしこジャパンはメダルに届くのか。池田監督には、メンバー18人のポテンシャルを引き出し、チームを躍進させる仕事を期待したい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集部)

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