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相模原市で建設が進むリニア中央新幹線の駅や工事現場に関して、黒岩祐治知事は開業までの間、コンサートなどを開ける場として活用する考えを示しました。
相模原市の橋本駅周辺ではリニア中間駅の建設が進んでいますが、リニア中央新幹線の開業自体は当初の予定から遅れ、計算上では2034年以降になる見込みです。
駅の工事は終わっていても施設の活用が進まないことが懸念されていることから、黒岩知事は駅の施設や工事現場をエンターテインメントを発表する場として利用する考えを示しました。
地下の工事現場では音響の良さが期待されるとしてコンサートなどを開けるようにし、来年4月に休館する横浜市中区の県民ホールの役割の一部を担えるようにもする考えだということです。
黒岩知事は5日の記者会見で、「ホールが無くなると人材が流出してしまう恐れもある。 常設でできないような空間も使って技術者をつなぎとめ養成していきたい」と話しました。
知事や関係者は実現できるかどうかを確認するために来週、現地を視察することにしています。