【新保浩史さん(PiT IN pilates&seitai トレーナー / 理学療法士)】“国家資格の知識や経験を生かして、不安や悩みに寄り添いたい”

【プロフィール】

新保 浩史(しんぼ ひろふみ):新潟市中央区出身。県内の大学を卒業後、偶然目にした理学療法士の資格に興味を持ち、27歳の時に学校へ通い始める。国家資格を取得し、整形外科クリニックや病院での勤務を経て、『PiT IN pilates&seitai』を開業。資格を生かした専門的なトレーニングで、一人ひとりの不安や悩みに寄り添うレッスンで人気を集めている。


新潟人208人目は、『PiT IN pilates&seitai』の新保浩史さんです!理学療法士として、幅広い年代の方をサポートしていたなかで、ピラティススタジオをオープンしたきっかけとは…。「趣味や仕事に集中できる“身体の環境”を整えて欲しい」と話す新保さん。素敵な笑顔で取材に応じてくださり、ありがとうございました!

身体がSOSを出す前に

—理学療法士を目指したきっかけを教えてください!

新保さん:大学では、現職とは全く関係のない分野を学んでいました。卒業後は、住宅リフォーム会社で5年間勤めていたんです。その当時、本で目にした【理学療法士】という資格に興味を持ったことがきっかけですね。それから学校に通い、国家資格を無事に取得できました。

—医療機関ではどのようなお仕事をされていたのですか?

新保さん:整形外科では痛みを抱えている方に対するリハビリ、病院では入院生活で落ちてしまった体力・筋力を回復させて日常生活に戻る為のリハビリを主に行っていました。つまり、“起こってしまった事に対するケア”です。

—“痛みなどが顕在化する前に…”ということですか?

新保さん:そうです。子どもからシニアの方まで幅広い年代の患者さんを診ていくなかで、「患者さんがつらい思いをする前にできることはないか」と考えた結果、独立も一つの手段と考えました。

—「痛くない状態の時から身体のケアをする」ということですね!

新保さん:多くの方は、痛みを感じてから「あれ?」と自身の身体に向き合うと思います。そうではなく、“日常生活のちょっとした意識”で改善できることもあります。

—なぜ「ピラティス」だったのですか?

新保さん:“日常生活の正しい体の使い方”に注目して調べ、「ピラティス」に出会いました。実際に自分でもピラティスを始めてみると、姿勢が悪いせいで抱えていた腰痛が改善されたんです!“筋力や体幹を整えつつ、運動ができる”というのを実感しましたね。

国家資格の知識や経験を活かしたケアを

—ピラティスは、運動が苦手でもできますか?

新保さん:一人ひとりに合わせて、身体への負荷を調節できるのがピラティスの魅力でもあります。年代や悩みに合わせた動きができるので、運動が苦手な方も取り組みやすいと思います。

—どんな方が利用されていますか?

新保さん:女性の方が多いですが、男性も利用されています。また、当店は「学生スポーツピラティス」も行っているので、小学生から70代の方まで幅広い年代の方がいらっしゃいますよ!

—利用目的もさまざまですか?

新保さん:健康スタイル維持美容、そしてスポーツをするための身体づくりと利用目的もさまざまですね。一人ひとりの目標に合わせて、取り組んでもらえます!

—自分の悩みやスタイルに合わせてできるので、長く続けられそうですね!

新保さん:いずれの場合でも、“生活そのものが良くなること”を目的にしたケアを目指しています。スタジオで一時的に姿勢が良くなったり、良い動きができたとしても、日常的にできなければすぐに元通りです。

“普段から正しい身体の位置で、良い動きができるようになること”が重要だと考えています。「良い状態を維持するためにどうするか」という点を重要視していますね。

—日常的に意識することが大切なのですね!

新保さん:ピラティスで意識したことを日常でも少し意識するだけで、身体は変化します。姿勢はもちろん、食事や運動に対する向き合い方も変わってくるので、無理のない範囲でできる自宅トレーニングなども提案しています。“理学療法士の知識や経験が活きている”と感じますね。

—理学療法士ならではのサポートですね!

新保さん:安全面はもちろんですが、資格や医療機関での知見はピラティスにも繋がるので、より良い提案ができるのは強みだと思います。また、大きなスタジオと違い、他の人の視線が気にならないプライベート空間なので、安心してトレーニングに集中できるのも魅力ですね。

気軽に立ち寄れる場所として

—場所にこだわりはあったのですか?

新保さん:「自分が馴染みのある場所で、地域のために何かしたい」という思いがあったので、地元であるこの場所にしました。店名にもある通り、“カーレースのピットイン”の様な立ち位置で、「少しケアしようかな」とか、「なんだか調子が悪いな」という時に気軽にピットインしてメンテナンスをし、また日常に戻って行くような場所にしたかったんです。

—素敵な想いが込められていますね!

新保さん:“PとT”を店名に入れたいとも思っていました。理学療法士(PT)、パーソナルトレーニング、ピラティス、いずれもPとTに関係しているんです(笑)。当初は認知度が低かったのですが、ここまで一般的になるという事はやはり効果が高いのだと実感しています。効果がなければ、一時の流行りで過ぎ去ってしまいますからね。

—ちなみにヨガとは別物と考えて良いのでしょうか?

新保さん:良く聞かれる質問です!(笑)ピラティスを生み出した人は、ヨガの要素を取り入れているので、全くの別物とは言い切れません。ただ、目的が違うかもしれませんね。

ヨガは、「心の安定」が目的です。深い呼吸の中で動きを止めて、自分自身の心に集中するので、瞑想などと近いと思います。一方でピラティスは、「正しい動きを身体に覚えさせること」が目的です。それによって日常の動きが楽になる、結果的に心の安定に繋がります。

—勉強になります!長く通われている方も多いのですか?

新保さん:「プレウェディングピラティス」からスタートした方が、「マタニティピラティス」や「産後ピラティス」など、身体が大きく変化する節目で来てくださっています。大事な時期にサポートさせてもらえる喜びは大きいですね!

一人一人の不安や悩みに寄り添いたい

—最後に、今後の目標を教えてください!

新保さん:「目の前のお客様を幸せにすること」が第一の目標です!当店を通して、良い生活を日々送ってくれることが何よりだと思っています。

—興味がある方はぜひ相談してほしいですね!

新保さん:身体の不調や痛みで悩んでいる方は、ぜひ一度お話を聴かせていただきたいですね。これまでの経験から、当店では対応できない状態であった場合にはもちろん病院をご案内します。不調や痛みを取り除いて、より多くの方に“趣味や仕事に集中できる身体の環境を整えて欲しい”です。

「初回体験(5,500円)」もできるので、少しでも興味をもっていただけた方は気軽に“ピットイン”してもらえたらと思います!

【ピットイン ピラティス&整体】
住所:新潟市中央区女池5丁目9-19 charites2-2
電話:090-5197-4654
公式ホームページ:https://pitin-niigata.com/
公式Instagram:@pit.in_pilates.seitai

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