商店街に1500人の子どもたちの願いが詰まった七夕飾り 今年で29回目 山形

あさって7月7日の「七夕」を前に、きょう山形市の商店街で、子どもたちが願いを込めた七夕飾りが取りつけられた。ユニークでかわいらしい願いがあふれていた。

山形市のさゆり幼稚園では、毎年、子どもたちが七夕祭りを楽しみにしている。
きょう、園内には子どもたちの身長よりもはるかに高い約6メートルの笹に、たくさんの短冊がつるされていた。子どもたちが書いた願いごとは…。

「レゴの会社に行けますように」
「警察官になれますように」
「歯医者さんになれますように。消しゴムがもらえるから」
「おいしい梅干しができますように。おにぎりにするとおいしいから」

願いが込められた七夕飾りは、きょうから地元の商店街に飾られる。

「ばいばい!」

七夕飾りは、子どもたちに見送られて幼稚園を出発。

(リポート)
「今年も商店街に子どもたちの願いごとが飾られました。風に揺られる笹と短冊を見ると、涼しげな気持ちになりますね」

霞城公園近くの店でつくる「公園通り商店街」。約600メートルの通りに七夕飾りが並ぶのは今年で29回目。
さゆり幼稚園の子どもたちの七夕飾りも含め、今年は市内14の幼稚園や保育園・小学校などから集まった20本が飾られた。

(公園通り商店街振興組合・会田行雄理事長)
「いろいろやることもあって大変だが、ずっと続けたい。上を見ながら散歩してもらえたら」

1500人の子どもたちの願いが詰まった七夕飾りは、あさって7日まで飾られている。
ただし、七夕当日の7日夜の県内は広く雨が降る予報で、天の川を眺めることはできないかもしれない。

© さくらんぼテレビ