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広島で被爆したピアノを使った授業が、7月5日に高知県四万十市の小学校で行われ、子どもたちが平和について学びを深めていました。
四万十市・竹島小学校の児童約45人の前で講演を行ったのは、広島県のピアノ調律師・矢川光則さんです。
矢川さんは79年前、広島に落とされた原爆で被爆したピアノ「原爆ピアノ」を管理・所有していて、子どもたちに被爆したピアノの音色を聞いてもらうことで平和を考える機会になればと2001年から全国各地で活動を続けています。
県内の学校で行われるのは5日が6回目で、幡多地域を訪れるのは初めて。
矢川さんは、ピアノが爆心地から1.8キロで見つかったことや、中からガラスの破片がたくさん見つかったことなどを説明しました。
また、児童たちは戦争を経験したピアノの音色にあわせて戦火の悲惨さを伝える「ヒロシマの有る国で」を歌いました。
高知市の県立美術館では7月6日、この被爆ピアノのコンサートが開かれる予定です。