熱中症対策を学ぶ 小学校で福島県の出前講座 子どもたちが熱中症リスクをチェック 涼める場所を確認

夏の熱中症を予防するために、福島県が今年度から始めたのが“出前講座”だ。

福島テレビ・市川果桜記者:「こちら福島市の小学校では、県の職員による熱中症対策講座が行われています」

7月5日は福島大学附属小学校の小学6年生約100人が参加。校庭で行われたのは…。福島県の担当者:「あそこに日傘が置いてあるんだけど、日傘の下ではどれくらい変わるかなとかね。キャップの方が涼しいのかな、日傘の方が涼しいのかな、ていうのを色々と実験してみてください」

暑さ指数をチェックできる専用の測定器を使い、日向と日陰では、熱中症のリスクがどのくらい違うのかなどを調べた。参加した小学生は「日なたのところでやってすごく暑くて、日かげで測ったときに日傘のところですごい涼しいなって思って。ちょっとしたことでも自分の熱中症のリスクを下げれることができると思いました」と話す。

その後、子どもたちは自ら測定した結果をマップに落とし込み、涼める場所を確認。これからの本番を迎える夏に備えていた。

福島県環境創造センター環境調査課の蛭田真史さんは「今年は急激に暑くなることが多くて、熱中症になりやすい状況だと思います。体から熱を逃がすことが重要です。そのために涼しい服装をするとか、室内の場合にはエアコンを十分かけていただいて、体に熱がたまらないようにしてもらいたいと思います」と話していた。
この出前講座は今後、いわき市での開催を予定している。

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