“災害関連死” 秋田市が2人を初認定へ 2023年7月豪雨で被災後死亡

2023年7月の記録的大雨で被災し、後に亡くなった秋田市の高齢男性2人が「災害関連死」に認定される見通しとなった。認定されれば秋田県内で初めてのケースとなる。

2023年7月に県内を襲った記録的大雨では、五城目町で1人が亡くなったが、秋田市での死者は確認されていない。

こうした中、秋田市の80代と70代の男性が災害関連死に認定される見通しとなった。

80代の男性は、自宅で被災し、2階に避難したことで精神的に負担がかかり心肺機能が悪化するなど、災害による環境の変化と死亡との間に因果関係があると認定された。

70代の男性の経緯は、遺族の意向で公表されていない。

このほかにも3人から申請があったが、「客観的な判断材料に乏しい」として、引き続き審議される。

災害関連死の遺族には、最大500万円の災害弔慰金が支給され、秋田市は早ければ9月市議会で承認を得て、速やかに対応したいとしている。

災害関連死が認定されれば、県内初となる。

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