ベトナム人窃盗団 初公判で起訴内容認める 能登半島地震の被災地でも盗みに入ったとみて捜査【長野】

能登半島地震の被災地などでも犯行に及んだとみられる5人のベトナム人窃盗団。
このうち4人が長野市で窃盗をした罪について、5日初公判が開かれ、それぞれ起訴内容を認めました。

住居侵入・窃盗の罪に問われているのはブイ・アイン・トゥアン被告(31)などベトナム国籍の男4人です。
起訴状によりますと4人は4月3日未明、長野市上野の住宅に侵入し、現金およそ11万円や商品券66枚などを盗んだとされます。
きょうの初公判で4人は起訴内容について「その通り」と認めました。
検察の冒頭陳述で4人は、すでに裁判が始まっているチュオン・ヴァン・ズアン被告に誘われるなどして犯行に及んだとしました。
「ギャンブルによって手持ちの金が無くなった」「母国への仕送りでお金が必要だった」などと供述しているということです。
警察はチュオン被告を含む5人が能登半島地震の被災地でも盗みに入ったとみて捜査しています。
検察は今月下旬にも追起訴する方針です。

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