奈良市の新クリーンセンター パブリックコメント結果公表

奈良市は、新しいごみ処理場の建設に関して市民などから意見を募ったパブリックコメントの結果を公表しました。

市は「七条地区」を候補地とする新しいごみ処理施設の基本計画案を策定していて、これに関する意見を市民などから募集しました。募集期間はことし3月から5月までの約2カ月間で、郵便やFAX、メールなどで1859通、4823件の意見が集まったといいます。

総括的な意見としては現在のごみ処理施設が老朽化していることから「処理能力の限界が問題」「一刻も早く新しい施設を建設すべき」といった意見が集まりました。

一方で建設候補地については「市街地から一定の距離があり適地」という意見が寄せられる一方で、「浸水想定区域の範囲外で新たな候補地を選定すべき」といった意見もあがりました。奈良市クリーンセンター建設推進課は「市民全体の意見として参考にさせていただきたい」とコメントし、今後は集まった意見を精査し、基本計画の中に取り入れたいとしています。なお、パブリックコメントは市のホームページで公開されています。

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