ヤギを飼う小学校同士が交流 メ~メ~盟約式 鹿児島県

2024年の春、鹿児島県伊佐市の小学校に入学した新入生のヤギの話題をお伝えしましたが、このたび、この伊佐市の小学校と同様にヤギを飼っている鹿児島県出水市の小学校の2校による交流が実現しました。

伊佐市の小学校で飼われている白ヤギの「みなみちゃん」。
2024年4月、新入生がいなかった全校児童9人の南永小学校に仲間入り。
「みなみちゃん」のための入学式も行われ、全校児童で歓迎しました。

実は「みなみちゃん」、先週、2匹の子ヤギを出産し、お母さんになったばかり。
さらににぎやかになった南永小学校の校庭に、2台の軽トラックが。

乗っていたのは…2匹の黒ヤギ。

この日やってきたのは、出水市の上場小学校の黒ヤギの「ヤッギー」と「スズ」。
「みなみちゃん」のことを知って、全校児童11人とともに、はるばる南永小学校までやってきました。

さあ、みんなで体育館に集合です。

(先生:これをつけると…「ヤギ語が話せるようになります!」生徒:「メ~」「メ~~!!」)

この日、行われたのはその名も「メ~メ~盟約式」。
同じようにヤギを飼っている小学校同士、交流を深めていくのが目的です。

黒ヤギさんからの“お手紙”ならぬ、“熱烈なオファー”を受け取った白ヤギの「みなみちゃん」たち。

みんなでハラハラと見守る中、盟約書は食べられることなく、式は無事終了!

南永小学校の新地校長は、きょうも「ヤギ語」でごあいさつです!

新地哲郎校長
「メ~、メ~メ~メ~!」

ヤギがつないだ両校の交流。一緒にふれあった児童たちはー

南永小の児童
「上場小のヤギも見られてすごくうれしかった」

上場小児童
「南永小のみんなとヤギと交流ができてとっても楽しかったです」

上場小・山本裕三校長
「4月の南永小のヤギの入学式にすごく衝撃を受けた。それを見て繋がりたいと思ってお願いした」

南永小・新地哲郎校長
「楽しかったですね」

そして、先週生まれたばかりの気になる赤ちゃんヤギたち。

メ~メ~(命名)について聞いてみるとー

南永小・新地哲郎校長「1匹は南永小で、もう1匹は上場小で名前をつけて」
上場小・山本裕三校長「本当にいいんですか?」
南永小・新地哲郎校長「はい!」

ヤギを通じて生まれた新たな絆。
5匹のヤギと児童たちの交流は、これからも続いていくことでしょう。

(全員集合で声を合わせて)「メ~」

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