約25万円「畳スピーカー」が登場 ボディソニック搭載『TTM-V20』一般販売スタート

聴くだけじゃない。“感じる”のだ。

八代産い草・畳表の再興をめざす「八代産畳表認知向上・需要拡大推進協議会」が、有限会社日本音響研究所と共に開発した、八代産の畳にスピーカーを内蔵し、畳そのものから音と振動が発生する畳スピーカー『TTM-V20』。本日より同製品の一般販売が開始された。

畳スピーカー『TTM-V20』は、振動スピーカーを畳の内部に4基搭載し、畳に「ごろ寝」をすることで、全身で音と振動に浸ることができる“ボディソニック搭載畳”だ。製品名の由来は、TTM=畳、V=Vibrate(振動)、20=人間が音を感じられる最低周波数が20Hzで、振動と音の境界線を意味することからとのこと。

畳と接触した身体の部位から音の振動を感じることができる『TTM-V20』。その目的に合った音源を作ることで、休憩所等でのリラックスシーンから、迫力ある音楽・映像作品の鑑賞まで、さまざまな用途での活用が可能なプロダクトになっている。もちろん、通常の畳と組み合わせて使用することも可能だ。

なお、すでにさまざまな導入実績がある本製品は今後、日本だけでなく海外の展開も視野に入れており、同協議会はプロダクトをきっかけに畳文化を広めていきたいという考えを示している。

(文=リアルサウンド編集部)

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