歌手の福田こうへいが3日、青森県下北郡の大間町で開催された『一番マグロの謳』の歌碑除幕式に出席した。
除幕式には、同楽曲を歌唱する福田こうへいをはじめ、作詞を手がけた現役マグロ漁師の熊谷義宣さん、そして作曲家の四方章人や青森県議会議員、大間町議会議員らも出席し、関係者、町民ら含め約200人が参加し華やかな除幕式となった。
正午になり、町内放送の防災行政無線で『一番マグロの謳』のメロディーが風に乗り流れ始めると同時に、式典がスタート。歌碑発起人代表の大間埼商店会組合の横山一夫組合長があいさつによると、1年ほど前に横山組合長の店に大間の大漁風呂敷の注文が入り、「『一番マグロの謳』の歌碑が大間崎にあれば、全国から福田こうへいさんのファンが来るよ」とファンから提案されたという。そこで、組合長自ら大間町に陳情書を送ったところ、今年5月に青森県より建立の許可が下り、念願の歌碑が完成した。
歌碑の裏側には、歴代の一番マグロを獲った漁師23人の名前が刻まれ、その中には大間のマグロを全国的な知名度に押し上げるきっかけとなり、昨年9月に惜しまれつつ亡くなった山﨑倉さんの名前も刻まれている。
『一番マグロの謳』を作曲した四方章人は、3年前に福田から、地元の人が作った歌として詞を受け取った時、「その詞の内容の素晴らしさに驚き、あっという間に曲ができた。まさかその時にはこんな素晴らしい歌碑が出来上がるとは思わなかった」と当時の思い出を語り、「これからますます大間が発展していくよう願いたい」と祝辞を述べた。
続いて大間町の観光大使もつとめ、大間が第二の故郷という福田は、漁師の熊谷義宣さん（通称・ヨシさん）、菊池一夫さんとの一期一会の出会いと縁について語り、「漁師の皆さんの心意気をこれからも歌に乗せて頑張っていきたい」と決意を新たにした。
福田は元々、マグロ漁師であるヨシさんらのファンだったが、福田のコンサートに知人の代わりに来ていたヨシさんを見つけて声をかけたことがきっかけで交流が始まり、ヨシさんが船の上で書き留めたという詞が『一番マグロの謳』であった。
来賓の祝辞に続き寄付、出資者の紹介が終わると、いよいよ歌碑の除幕へ。福田を含む関係者6人がロープを引くと、『一番マグロの謳』の歌詞が刻み込まれ、マグロの鰭（ひれ）をかたどった黒御影石の歌碑が姿を現し、一同から拍手と歓声が沸き起こった。
式典の最後には、福田が『北限海峡』、『男の海峡』そして『一番マグロの謳』の3曲を歌唱。1曲目が終わると「なんせこの風ですので、だんだん押されて私の短い足でも非常に不安定でございます」と福田らしい冗談に会場も笑顔に包まれた。そして『一番マグロの謳』では、3旗の色鮮やかな大漁旗が掲げられ風になびく中、福田もいつもにも増して力強く熱唱。身振りも大きく思いを込めたパフォーマンスを披露して、式典を盛り上げた。
福田こうへい『ふるさと山河／一番マグロの謳』
発売中
品番：KICM-31045
価格：￥1,400（税込）
【収録曲】
1.ふるさと山河（作詞：万城たかし／作曲：岡 千秋／編曲：伊戸のりお）
2.一番マグロの謳（作詞：熊谷義宣／作曲：四方章人／編曲：南郷達也）
3.ふるさと山河（オリジナルカラオケ）
4.ふるさと山河（一般用半音下げ・カラオケ）
5.一番マグロの謳（オリジナルカラオケ）
6.一番マグロの謳（一般用半音下げ・カラオケ）
福田こうへい『庄内しぐれ酒』
発売中
品番：KICM-31121
価格：￥1,650（税込）
【収録曲】
1.庄内しぐれ酒 （作詞：荒木とよひさ／作曲：徳久広司／編曲：南郷達也）
2.親友よ（作詞：本橋夏蘭／作曲：大谷明裕／編曲：野村豊）
3.男の祭り唄（作詞：石原信一／作曲：弦哲也／編曲：南郷達也）
4.庄内しぐれ酒（オリジナル・カラオケ）
5.親友よ（オリジナル・カラオケ）
6.男の祭り唄（オリジナル・カラオケ）
各音楽配信サイトのアーティストページはこちら：
https://king-records.lnk.to/KouheiFukudaTW
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