夏の高校野球 茨城大会6日開幕 本番向けリハーサル

プラカードを掲げて行進練習する水戸女の生徒=ノーブルホーム水戸

6日開幕の第106回全国高校野球選手権茨城大会の開会式リハーサルが5日、茨城県水戸市のノーブルホーム水戸で行われた。

プラカードを持ち選手を先導する水戸女子高の生徒は、行進の動きや歩き方など細かな部分を確認。プラカードの先頭を歩く金沢遥さん(2年)と浅野叶乃羽さん(同)は昨年に引き続き、2人で大会名を掲げて歩く。「息を合わせて行進したい」(金沢)「昨年よりもっと良い自分たちを見せたい」(浅野)と笑顔で語った。

開会式の演奏を担当する大洗高マーチングバンド部ブルーホークスは、本番さながらの緊張感で行進や演出を確認した。今回の見どころは大きな旗のカラーガードをメインにしたショーの演目。副部長の小野瀬果純さん(3年)は「人によっては最後の夏の高校野球になる。晴れやかな気持ちになれる演奏を届けたい」と意気込んだ。

リハーサルでは実際の流れで行い、選手宣誓を務める古河二高の池田魁主将(同)は行進から参加し、当日の流れで選手宣誓を実際に行うなど本番に備えた。

司会進行のアナウンスを務める鉾田一高の麻生さくらさん(同)と水戸商業高の長嶋美和さん(同)はともに野球部のマネジャー。この日は声の反響や、読み上げる際の抑揚に注意しながら行った。2人はこの大役を「憧れていた」と話し、「落ち着いて、本番ではかまないようにしたい」とはにかんだ。

開会式は午前9時から同球場で行われる。

■双子の増渕姉妹 息合わせ奇麗に 行進で国旗持ち担当

○…入場行進で国旗を持って選手たちを先導するのは、水戸女子高1年の増渕愛夏さん・萌夏さんの双子の姉妹。初めて迎える開会式に向け、2人は息の合った様子で本番に備えた。

2人はソフトテニス部でペアを組み、今年のインターハイ出場を決めた〝スーパー姉妹〟だ。そろって担当に決まり「1人より心強い」と話した2人。この日は横並びで旗を持ち、時折笑顔を見せながら動きを確認した。本番に向け「息を合わせて奇麗に見せたい」と口をそろえた。

開会式で国旗を担当する増渕萌夏さん(右)、愛夏さん=ノーブルホーム水戸

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