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藤波朱理(写真・共同通信)
パリ五輪で金メダルラッシュが期待されているレスリング。中でも“本命”が、女子53キロ級で出場する藤浪朱理だ。レスリングクラブを率いる父・俊一さんから今も指導を受けている藤波。現在、2017年からの公式戦133連勝中だが、俊一さんは「五輪選手に育てようという思いは特になかった」と俊一さんが語る。
「私のクラブで、遊びの延長という感じで4歳から始めました。力が弱かったので、最初はそこまで強くはなかった」
ただ、当時から「とにかく負けず嫌い」だったという。
「レスリングでもトランプなどでも、自分が勝つまで何度も挑んでくるんです(笑)。当時は、女子の間でプリキュアが流行っていたそうですが、そういうのにはいっさい興味がなかったみたいです。人形とかを買ってあげても、喜ばなかったですね(笑)」
現在、自宅には日めくりカレンダーが貼ってあるという。
「五輪まであと何日といって、朱理と妻の手作りですよ。モチベーションを上げるために作ったんでしょう。贔屓でなしに、彼女が負ける気はまったくしないので、連勝記録はまだまだ伸びそうですね」
こう自信をにじませる。