利き目が右=オープンスタンスになりやすい!? 「利き目はどっち?」簡単チェック

パターにおいてエイミング(正しい方向にスタンスとフェースを向けること)は最重要項目といっても過言ではありません。いくら正しいストローク、正しいインパクトをしても、打つ向きが間違っているとカップインしないからです。“利き手”と同じように、視野にもメインで使っている“利き目”というものがあり、利き目がどちらなのかによってエイミングの傾向にも差が出ます。まずは簡単なセルフチェックで「自分の利き目」と「アドレス時の傾向」を知っておきましょう。

簡単にセルフチェック!利き目はどっち?

STEP①
両目を開いた状態で指で囲った対象物を見る
STEP②
片目ずつ目を閉じる。
対象物が指の囲みからズレることなく
見えるほうが利き目

利き目がわかったら、それぞれの利き目のエイミングとボールポジションの傾向を見ていきましょう。ズバリ、パッティング時のボールポジションは「利き目の下」になりやすいのです。

右目が利き目の場合

ラインを利き目で見ようとするので、右目が利き目の人は左目が利き目の人よりも顔がターゲット方向に向きやすく、結果的に全体のアライメント(向き)がターゲットよりも左を向く傾向があります。

ボールポジションは体軸の中心より右側にきやすい。ややハンドファーストの構えになる。右目でラインを見たがるので、体がオープンになりやすい。

左目が利き目の場合

左目が利き目の人はボールポジションが自分に対して少し左側、アドレスの向きはクローズ気味になる傾向があります。

ボールポジションは体軸の中心より左側にきやすい。ややハンドレイトの構えになる。アドレスの向きはストレートから、ややクローズになりやすい。


石井 忍
●いしい・しのぶ/1974年生まれ、千葉県出身。ツアープロコーチとして数々のプレーヤーを指導し、優勝に貢献。現在は「エースゴルフクラブ」を主宰し、そのノウハウをアマチュアにも広く伝えている。解説者としても多くのメディアに出演。わかりやすい説明が人気を博している。


写真=小林 司、協力=ジャパンゴルフスクール

© 株式会社 実業之日本社