韓国サッカー史上で初めて“帰化選手”が年代別代表入り! 14歳にして191センチを誇るイケメン注目株は「ハーランドのようになりたい」

現地7月1日、大韓サッカー協会(KFA)はU-14韓国代表メンバーを発表した。その20名のリストに名を連ねたのが、超注目株のタレントだ。ロシア出身の両親を持つ14歳、チャリフ・アルカディだ。帰化選手が年代別代表チームに招集されるのは韓国サッカー史上初となる。

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現在仁川ユナイテッドのユースチームでプレーするアルカディを韓国放送局『MBC』が直撃。中学校で過ごす様子や練習風景を紹介しながら、長身ストライカーの言葉を拾った。中学2年生は「韓国料理がすごく好きで、豚肉が一番ですね。生まれた時から韓国で暮らしてきたので言葉は問題ないです。サッカーの試合中に相手選手に英語で話しかけられて、韓国語で返事をしたらビックリしていました」と流暢な韓国語で応対し、笑みを浮かべた。

小学校高学年で180センチを超え、中学に入ってさらに成長。今季はひとつ上の世代のチームで飛び級出場しているが、それでも14試合で10得点を叩き出しており、Kリーグ下部組織で構成されるU-15全国リーグの得点ランキングで4位に食い込んでいる。最近になって父親とともに韓国国籍を取得。以前から注目していたKFAがさっそく招集に踏み切ったのだ。

強豪中学校のチームでもプレーするアルカディ。同チームの監督は「私はここで13年仕事をしていますが、彼ほどの身体能力を持った選手に出会ったことがありません。しかもまだフィジカルは進化している。驚きの連続です」と評し、「真面目な性格で明るく、学校では人気者ですよ。得点力があり、ハンサムで、優しくて、勉強もできる。非の打ちどころがないんです」と褒め称える。

アルカディは「得意な科目は化学です」と話し、「将来はハーランドのような選手になりたいです。仁川でKリーグの得点王になって、いずれ太極旗(韓国の国旗)をつけてワールドカップに出場するのが夢です」と力を込めた。

はたして191センチの大型FWはどのような成長曲線を描いていくのか。年代別代表の日韓戦に出場する日も近そうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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