![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1182071191377740198/origin_1.jpg)
手が届かないところも「細かな衝撃波」で汚れを分解する超音波洗浄機。今回はブレーキ一式がターゲット。もはやゴミ扱いしたくなるほど汚れて固着していたブレーキキャリパーとマスターシリンダーもびっくりするほどキレイに! ・・・なぁんて都合のいい話が、あるのです。論より証拠、ビフォーアフターをご覧あれ!
●文:[クリエイターチャンネル] DIY道楽テツ
1分でわかる記事ダイジェスト
― 「ゴミ認定」されたブレーキ一式は復活できるのか?
ゴミ認定されたブレーキ一式は復活できるのか、超音波洗浄機の可能性を追及している。ターゲットは「ブレーキ」で、キャリパーもマスターシリンダーも表からは掃除できない箇所ばかり。ブレーキレバーを握ってみても、まるで溶接してるかのようにまったく動かない。当然のごとくキャリパーのピストンも動く気配がない。スライドピンなども腐食はしていたが、幸いなことに苦戦しながら分解できた。
― 超音波洗浄を二段階に分けてみる
汚れ以前に固着がひどいので、超音波洗浄を2段階に分けてみた。1回目は超音波+加温で柔らかくして固着の解除をする。2回目は80度の高温に設定して30分間超音波洗浄する。洗浄前とは別物のように汚れが落ちているブレーキキャリパー。専用工具でグリグリ回そうとしても外れなかったピストンが一発で取れた。
― 第二弾は超音波+洗剤で汚れを落とす
温めて、柔らかくして、超音波のチカラで汚れを粉砕。超音波+洗剤で汚れを落とす部品が外れたことで全バラにできたブレーキキャリパー。ようやく内部の状態を知ることができた。仕上げ洗いとして、部品のひとつひとつを表からブラシで洗ってやる。
― ゴミ同然だったブレーキがこんなにキレイに!
すでに2度にわたる超音波洗浄でかなり柔らかくなっているから、とくに力を入れることなく軽くこするだけで汚れがほとんど落ちてしまった。バンジョーボルトのブレーキパッドが綺麗になった。表面だけでなく溝の中の汚れも落ち、控えめに見てもかなり新品よりの見た目になっている。
以前は灯油に浸け込んでスチールウールや歯ブラシ洗えるブラシを使ってゴシゴシ磨いたものだが、今回は超音波洗浄であらったあとに古歯ブラシと中性洗剤でかるく洗った。
― 超音波洗浄マジでおすすめです。
ゴミ同然だったブレーキがこんなにキレイに。カップやシール類をすべて新品交換して組み立てれば、マスターシリンダー完成。超音波洗浄マジでおすすめ。水入れて洗剤入れてあとはタイマーをセットして放置しておくだけ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。