FC東京・松木玖生パリ五輪落選の裏側。日本代表OB「交渉難航しているか…」

松木玖生 写真:Getty Images

日本サッカー協会(JFA)は今月3日、パリ五輪に臨むU23日本代表のメンバー18名を公式発表。MF松木玖生(FC東京)の落選、山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND)の“移籍発言”について、日本代表OBの城彰二氏が私見を述べている。

今年4,5月に行われたAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選の優勝メンバーである松木。所属先のFC東京でも、キャプテンとしてチームをけん引しているだけに、同選手の五輪参戦は確実視されていたが、メンバー発表会見で同選手の名前は呼ばれなかった。

同選手の落選理由について、大岩剛監督は「選ばれていない選手に対してのコメントは避けたい。ただ、彼のコンディションに問題があるという理由ではない」と語ったが、山本NDは「移籍の可能性がある。招集できる確約が取れなかった」とコメント。FC東京からの公式発表がないだけに、同NDの発言内容を巡って賛否含めて様々な意見が飛んでいる。

そんな中、城氏は今月5日に自身のYouTubeチャンネル「JOチャンネル」を更新。FC東京からの公式発表がない中で、山本NDが移籍の可能性に言及したことについて、以下のように語っている。

「クラブとしても色々交渉があるから、おそらくクラブ間交渉が難航しているのか、それとも決定しているけど、(公式発表の)時期をどうするのかとか、そういうやり取りをしているのかなと思う。だから、(代表招集が)難しいと言えば難しい」

ただ一部報道によると、FC東京には事前にJFAから3選手以上の選出を打診されたとのこと。クラブ内で熟考を重ねた上で容認したというが、MF荒木遼太郎、GK野澤大志ブランドンと2名の選出にとどまった。また、松木本人は移籍の可能性に言及せず。あくまでもリーグ戦に集中する姿勢を見せているという。

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