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年齢を重ねたマダム世代の美容やおしゃれは「ラク」で「簡単」であることが重要なキーワードに。御年91歳にしてX(旧Twitter)のフォロワー数20万人超(2024年6月現在)を誇る、人気インフルエンサーの大崎博子氏は「お金」も「手間」もかけず、生き生きとした美しさを保ちながら、日々、気の利いたおしゃれを楽しんでいます。本記事では大崎博子氏による著書『90歳、ひとり暮らしの知恵袋 お金をかけない素敵な毎日の過ごし方』(宝島社)から一部抜粋し、マダム世代が一気に垢抜ける、美容とおしゃれのポイントを紹介します。
セブン–イレブンにある1枚300円台の「雪肌粋」のマスクが、優れもの
外出するときは必ずお化粧をしています。今はマスクをしているので、サッと眉を描いて、アイラインを引き、粉おしろいをパタパタとはたくくらいですけどね。
お化粧は、人と会うときのマナーだと考えています。90歳のおばあちゃんの素顔をさらすのはいかがなものかと思うので、毎日、きちんとメイクしています。スキンケアは、いろいろ使ってきましたが、今はほとんどが無印良品のものを使うようになりました。品質もいいし、それなのに安いことが魅力です(笑)。
朝は、洗顔の後にオールインワンジェル。その後は、必ず日焼け止めをつけて、その後にお化粧です。念入りにケアをしたいときは、シートマスクをしてテレビを見ながら15分パック。セブン–イレブンにある「雪肌粋」のシートマスクが、1枚300円台で優れものです。
私の白髪については、1冊目の本にも詳しく書いたけれど、染めているわけではないの。娘がアメリカから取り寄せてくれるシャンプーとコンディショナーを使っています。毎日お風呂で髪を洗うだけで、きれいなラベンダー色に仕上がります。
本を読んだ方から、「どうしたら買えますか?」と聞かれることがありますが、娘に頼んでいるので私はわからないんです。日本でも気軽に買えると便利なんですけどね。髪には特に、市販のヘアケア用品は使っていません。
お風呂上がりにオリーブオイルを2、3滴ほど手のひらに垂らして髪に塗り、ドライヤーするだけで、髪のパサつきを抑え、ツヤが出るんですよ。オリーブオイルは料理用のもので十分。海外では赤ちゃんの肌のケアにもオリーブオイルを使うと聞いて、髪にもいいと思ってやっています。
ユニクロや無印良品ではできるだけシンプルなものを選ぶ
ファッションについては、あまり柄物は着ませんね。持っている小物でアレンジするのが楽しいので、ユニクロや無印良品のできるだけシンプルなものを選ぶようにしています。
シンプルなトップスに、美しい色・柄のスカーフやストールを巻いてアクセントをつけたり、アクセサリーをワンポイントでつけたり。スカーフやストールは、全部で30枚くらいはあるでしょうか。そのときどきの気分で選んでいます。
昨今のトレンドは白髪を生かしたヘアスタイル
最近は、無理に染めず、そのままの色を生かした「グレーヘア」が流行っています。といっても、まったく何もケアしないままでは、清潔感がなくなってしまいます。
髪を染める場合は、白髪をぼかすような色合いを選ぶといいでしょう。髪を染めない場合でも、トリートメントをしっかりして、ツヤのある健康的な髪になるように心がけて。
白髪のタイプ別おすすめカラー
・真っ白な白髪→青みがかったグレー
・やや色が残った白髪→ラベンダー色
・ 黄色ががった白髪→ベージュや明るいブラウン
・ 白髪がそれほど多くない→ライトブラウン
私の髪はそのままだと真っ白にはならないんです。黄色っぽい白髪になってしまい、きれいでないので、ラベンダー色を入れています。
後ろ姿も若々しく
ウォーキング時の服装
ウォーキングをするときのファッションは、見た目と機能性の両方をバランスよく。秋冬は、セーターの下に汗を吸い取るコットン素材のシャツを。暑くなったら脱げるように、カーディガンやウィンドブレーカーなどを羽織るとよいでしょう。
ファッションのポイント
1 汗を吸い取るインナーシャツを着る
2 軽めのウィンドブレーカーなどを羽織る
3 UVカット加工のストールなどで首元を保護する
4 バッグは両手を空けられるショルダーバッグかリュックで、軽くて小さいものがベスト
若々しい後ろ姿のつくり方
きれいに歩く方法は、後ろ姿を意識すること。一本の直線の上を歩くように意識して、まっすぐ歩きます。その際に後ろから自分の姿を見るような意識を持つとよいでしょう。
背すじをピンと伸ばして、ひざを曲げずに歩くことで、見た目が若々しくなるだけでなく、たくさん歩いても疲れないようになります。
・できるだけうつむかず、視線はまっすぐ前に
・背すじをピンと伸ばす
・できるだけひざを伸ばして
・歩く1本の直線の上を歩くつもりで
・かかとから着地する
背中を丸めず、背すじを伸ばすことが、若々しく見えるためのポイントです。私は、後ろ姿には自信があるんですよ(笑)。
大崎博子